流れ星製造トンカチ[★★★]
[初出誌] 『流れ星せいぞうトンカチ』、「小学三年生」1972年11月号、7頁、51コマ
[単行本] 『流れ星製造トンカチ』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第5巻」2005年4月25日 初版第1刷発行、7頁、51コマ
[大全集] 『流れ星製造トンカチ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 3」2009年10月28日 初版第1刷発行、7頁、51コマ
【初出誌vs.大全集】
「おそかったね。あそぼうよ」が「おそかったね。遊ぼう」に変更[279(8)]
「ああっ、またいいそこなった」が「あーっ、またいいそこなった」に変更[280(4)]
「いてて…」が「イテ……」に変更[281(4)]
「わっ。まったまった」が「ワァー。待った待った」に変更[281(7)]
[梗概] のび太はスネ夫の家で宿題をしないで、夜まで遊んでしまった。しずちゃんと帰る途中、流れ星を見た。しずちゃんから、のび太は「流れ星が消えるまでに願いごとをいい終わると、それがかなえられる」と教えてもらった。家の屋根に登って、流れ星を見たが、言い終わらないうちにアッという間に消えてしまった。
風邪を引いてしまったので、ドラえもんが『流れ星製造トンカチ』を出してくれた。このトンカチで頭をたたいて、目から出た星に願いをかけると、願いがかなうというものである。ドラえもんが実験して、しばらくすると、ママが願いであるどら焼きのおやつに持ってきてくれた。
パパとママに使って星を出すと、海外旅行とダイヤの指輪の願いがかけられた。なかなか効き目が出てこないので、インチキだと思って、トンカチを外へ捨ててしまった。しかし、次の日、ママは田舎のおばあちゃんからダイヤ入りの小包を送ってもらい、パパは会社からニューヨークへ出張を命じられた。
トンカチを拾ったスネ夫は、のび太の頭をトンカチでたたいて星を出し、宿題を頼んだ。家では家庭教師が宿題をノートに書き終えていたが、そのノートは夕べ間違えて持っていったのび太のものであった。
のび太はあんな痛い目に遭うのはいやだからと言って、自分でスネ夫のノートに宿題をやり始めた。ノートを持ってきたスネ夫はのび太に「やめてくれっ、どうせまちがいだらけだ」からと懇願していた。
[S0332・D0519・037211]