サウンドカメラ[★★]

【道具解説】 ひみつ道具の『サウンドカメラ』で撮影した写真には、下の方に赤い丸が付いている。その丸を押すと、写真を写した時に録音された音も聞くことができる。遠く離れた被写体の声もバッチリと聞くことができる。

 

【使用目的】 のび太ひとりキャンプ場に誘ってもらえなくて、とても悔しい思いをしていた。その悔しい思いを晴らすために、ドラえもんが「サウンドカメラ」を取り出してくれた。

 

【使用結果】 「サウンドカメラ」を持ってキャンプ場に行くと、遠くのほうでスネ夫がしずちゃんやジャイアンの写真を、何かいいながら撮っていた。のび太が写真を撮って、赤い丸を押すと、スネ夫は「のび太に見せるための写真をとろう」としゃべっていた。

 

 のび太は秋の虫や小鳥の鳴き声、風にそよぐ葉っぱの音、小川のせせらぎなどを写真で撮った。岩の上で川に向かっておしっこしているスネ夫の写真も撮った。スネキチの兄さんは炊きたてのごはんはおいしいぞ、ジャイアンもみそ汁もうまいぞ、とスネ夫にすすめていたが、カンヅメしか食べなかった。

 

  のび太は家に『どこでもドア』で行って、昼食を持ってきて、キャンプ場でおいしそうな音を立てながら食事をした。

 

 キャンプ場から帰ってから、野比家にみんなを誘って写真を見せると、ジャイアンもしずちゃんをそうした写真に大感激した。スネ夫のおしっこの写真の赤い丸を押すと、「しまった! 川下でしずちゃんがお米をといているぞ。でも、だまっていればわからないや」という独り言が録音されていた。

 

  すると、しずちゃんには追い掛けられ、ジャイアンからは「ポカ ポカ ポカ」殴られ、スネ夫は「ヒ~」と叫びながら逃げ回っていた。

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