ねがい七夕ロケット[★★]
[初出誌] 『ねがいたなばたロケット』、「小学二年生」1986年7月号、7頁、50コマ
[単行本] 『ねがい七夕ロケット』、「ぴっかぴかコミックス ドラえもん第14巻」2006年12月5日 初版第1刷発行、7頁、50コマ
[大全集] 『ねがい七夕ロケット』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 16」2011年11月30日 初版第1刷発行、7頁、50コマ
【初出誌vs.大全集】
「ぼくかいてやる」が「ぼくがかいてやる」に変更[510(3)]
[梗概] 七夕の日、のび太は「タンザクに願い事をかなえてもらうんだ」とジャイアンやスネ夫に話すと、「かーわいい!!」と嘲笑されてしまった。ドラえもんに相談すると、『ねがいたなばたロケット』を出してくれたので、テスト用タンザクを一枚もらい、「こづかい欲しいよ」と書いた。
ドラえもんから町内一回りしてくる間に、願い事がかなうと言われたので、出かけて帰ってくると、十円しか持ってないそのお金を落としてしまった。
ドラえもんが『うらたなばたロケット』を出したので、願い事があべこべにかなってしまった。のび太が「ろくでもないものばっかり!」と抗議すると、ドラえもんも「まちがいはだれにでも…」と反論して、「タイムマシン」で未来の世界へ帰ってしまった。
のび太はすばらしいアイディアを考え出した。七枚のタンザクが残っていたので、「頭が悪くなってテストで0点とりたい、しずちゃんとすっごくなかわるくなりたい、ラジコンなんか買えませんように、ジャイアンにまい日なぐられたい」と書くことを決めた。
しかし、ジャイアンとスネ夫につかまり、「大ぜいの女の子にきらわれたい。世界一歌がへたになりたい」など六枚のタンザクを使われてしまった。残り一枚も、のび太はスネ夫に「しあわせになりたい」と書かれてしまった。
ドラえもんが未来のデパートで取り替えたちゃんとしたロケットに、入れ代わっていることも知らないで打ち上げてしまった。ジャイアンたちが「ねえ~、なんとかしてよォ!」と懇願していたが、ドラえもんは「そういわれても、ロケットはもう天の川の真ん中を飛んでるよ」と答えるほかなかった。
[S1662・F1404・028607]