地図ちゅうしゃき[★★]
[初出誌] 『地図ちゅうしゃき』、「小学二年生」1985年12月号、8頁、58コマ
[単行本] 『地図ちゅうしゃき』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第45巻」1996年5月25日 初版第1刷発行、8頁、58コマ
[大全集] 『地図ちゅうしゃき』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 16」2011年11月30日 初版第1刷発行、8頁、58コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] のび太は公衆電話から「もうすぐ授業がはじまるんだよ! とりに帰ってるひまはないんだよ。今さらそんなこといったって、あのノートがないと先生に…」と、ドラえもんに強引に頼んでいた。のび太は教室に入ると、「ワッ ノートが先にきてた!」と叫んでいる。
ドラえもんがひみつ道具『地図ちゅうしゃき』で送ったため間に合った。ママからおばさんのところへお使いを頼もうとしたら、のび太はさっと机に座ったので、ドラえもんが行くことになった。
おばさんのところは遠いので、ドラえもんは東京都の区分地図を出して、この「ちゅうしゃき」で送ると、直ちに「ジリリリリン」と電話が鳴って、荷物が届いたという電話が入った。
のび太はこの「ちゅうしゃき」を使って、「ドラネコたっきゅうびん」をはじめることにした。しずちゃんになんでもどこへでも、ただで運んであげると告げると、「どこでもドアで運んだほうが早いんじゃないの」といわれてしまった。
ジャイアンのところへ行くと、「十円は高い!!」と怒鳴られ、「じゃ、開店きねんサービスでただにする」と約束している。
ジャイアンから「おくりだすにもつはないが、おくってほしいものがある」と注文された。スネ夫の家に行って、のび太は「あたらしいまんがを三さつかせって」と伝えると、スネ夫は「ずうずうしい!! ことわる!!」と拒否したが、「ジャイアンおこるだろうな」と告げると、「なくすなよ。せきにんもてよ」となった。
のび太が「かんたんかんたん」と言いながら、「ちゅうしゃき」で三冊のまんがを「プシュ」と送ると、「いつまでまたせるんだよ」というジャイアンの電話がかかってきた。タケコプターを使って調べに行くと、目標から百メートルも離れたところで、はる夫と安雄がそのマンがを読んでいた。
ジャイアンから、「その本か、早くかせ」と言われたが、のび太はあくまでも「ちゅうしゃき」で送りたかった。のび太は地図を虫眼鏡で見て、ジャイアンの家をしっかり確認して送ったが、ジャイアンの屋根の上に送ってしまった。
ドラえもんから「家の中におくるには、かるくはりをつきささなくちゃ」と指導を受け、「ズブ プシュ」と送ると、針を深く刺しすぎたため、のび太はドラえもんといっしょに、ジャイアンの家のタタミをあげて、縁の下をスコップで掘らなければならなかった。
[S1621・A4513・028512]