アニメばこ[★★]
[初出誌] 『アニメばこ』、「小学二年生」1985年3月号、7頁、47コマ
[単行本] 『アニメばこ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第44巻」1993年5月25日 初版第1刷発行、7頁、47コマ
[大全集] 『アニメばこ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 15」2011年9月27日 初版第1刷発行、7頁、47コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] ドカンのある広場で、のび太、ジャイアン、しずちゃんが『スーパーコアラッコ』のマンガを仲良く、とても楽しそうに読んでいた。そこへ、スネ夫が来月発売される『スーパーコアラッコ』のビデオを、ビデオ会社の社長さんからパパがもらってきたという話をし出した。
いつものようにのび太ひとりのけものにされて。このビデオを見ることができなかった。
のび太がベソベソしていると、ドラえもんはひみつ道具『アニメばこ』を取り出してくれた。「アニメばこ」の引き出しに「スーパーコアラッコ」のマンガの本を入れると、アニメとしてとても楽しく見ることができた。
さらに、『アストロ学園』、『ギャグラくん』、『暗黒死神島』、『熱血スポーツまんが』などめぼしい作品はほとんど見ることができた。
しずちゃんの家では、『星くずのアダージオ』、『マシュマロウーマン』を見て、帰りにジャイアンとスネ夫に会って「ほとんの人気まんがを、アニメでみちゃったもんね」と自慢すると、スネ夫は「自分たちだけおもしろけりゃいいのか」、ジャイアンも「そういう考えかたはきらいだなあ」と言いながら、「アニメばこ」を借りていった。
スネ夫の家に行くと、ジャイアンが「手あたりしだいみようぜ」と言いながら、この箱に入れると、スネ夫の日記であった。「三時ごろジャイアンが遊びにきた。人のおやつをあんまりパクパク食べるので、こっそりハナクソを…」といった内容のアニメが流れ出した。
ものすごい勢いでスネ夫を追い掛けるジャイアンを見て、ドラえもんは「日記をアニメ化したんだって」とのび太に説明している。
[S1577・A4408・028503]