鬼は外ビーンズ[★★]
[初出誌] 『鬼は外ビーンズ』、「小学二年生」1985年2月号、7頁、50コマ
[単行本] 『鬼は外ビーンズ』、「てんとう虫コミックス 未収録作品スペシャル ドラえもん 第24巻」「ぼく、ドラえもん。」第24号付録、平成17年2月20日発行、7頁、50コマ
[大全集] 『鬼は外ビーンズ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 15」2011年9月27日 初版第1刷発行、7頁、50コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] スネ夫はションボリして、のび太に訴えた。ジャイアンが歌のレッスンをしていたら、かあちゃんから家の中で変な声を出すなと言われ、パシーッと頬をひっぱたたかれた。思わずスネ夫が「ウシャ シャ シャ」と笑い出すと、ジャイアンににらまれたので、「そりゃひどい!! きみんちのママはきみの歌のすばらしさがわかんないんだ。きみこそ日本一の大歌手になる人だよ」とおだててしまった。
すると、ジャイアンは「心の友よ!! おれの芸術がわかるのはおまだけだ」とギュッと抱きしめた。そして、のび太の前で、スネ夫は「毎日ぼくのへやへ歌をうたいにくるんだよ~」と言いながら泣き崩れた。
命に関わる問題なので、ドラえもんと真剣に解決策を考えていた。その時、チョロとネズミが現れたので、大騒ぎしたドラえもんは『鬼は外ビーンズ』でネズミを撃退した。この道具を使うと、「テレポーテーションで中の物を外へほうり出す」ことが可能になることがわかった。
スネ夫の家で、ジャイアンが歌の練習を始めたので、ドラえもんがサッとそのビーンズを投げると、ジャイアンはパッと消えて、玄関前で歌い出した。ジャイアンには全く、外で歌う理由が理解できなかった。ドラえもんから、ジャイアンは「やっぱり天才だよ! 歌いだすとむちゅうになって、なにもかもわすれるんだ!!」と誉められた。
のび太が投げた二度目も同様であったが、三度目にスネ夫がビーンズを投げようとすると、ジャイアンに気づかれてしまった。ジャイアンが追い掛けてきたので、「鬼は外! 鬼は外!」とビーンズをまきながら逃げると、「服の中から外へほうり出された」ジャイアンが素っ裸で電柱の陰に隠れて立っていた。
[S1576・E2402・028502]