トビレットペーパー[★★]
[初出誌] 『トビレットペーパー』、「小学二年生」1984年10月号、7頁、43コマ
[単行本] 『トビレットペーパー』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第3巻」2005年8月25日 初版第1刷発行、7頁、43コマ
[大全集] 『トビレットペーパー』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 15」2011年9月27日 初版第1刷発行、7頁、43コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] のび太はみんなとハイキングに行くことになったが、へたばっても待っていてやらないと、ジャイアンに言われたので、ドラえもんに相談した。ドラえもんが「へたばらなきゃいい」と言うと、のび太は絶対へたばる自信があり、その上、山の中で迷子になって二度と家に帰れないと泣き叫び出した。
ドラえもんはちぎると空に浮かぶひみつ道具『トビレットペーパー』を取り出してくれた。
次の朝、体にこのペーパーを巻いてドラえもんと一緒にハイキングに出掛けた。ジャイアンやスネ夫は、のび太がすぐに「ハー ハー ヒーヒー」言うと思ったが、なかなかへたばらず、軽快に登り、途中から、ジャイアンたちが「ハー ハー ヒー ヒー」言い出した。
しずちゃんも遅れ出したので、のび太はしずちゃんのリュックにペーパーを詰めた。すると、元気になり、軽快に山を登り出した。
道が分かれていたので、スネ夫に尋ねると、正式のルートとちがう、左の方向へ行くように言われた。道も険しく、頂上も遠ざかるようだったので、三人はこのペーパーを天女の羽衣のように使って、空を飛びながら、頂上に着いた。
頂上において、このペーパーで折り紙を作り、空に飛ばすと、汗だくで登ってくるスネ夫やジャイアンには、「ヒラ ヒラ」飛ぶ珍しい小鳥のように見えた。
[S1572・B0311・028410]