デンコーセッカ[★★]

[初出誌] 『デンコーセッカ』、「小学二年生」19849月号、7頁、49コマ

[単行本]  『デンコーセッカ』、「ぴっかぴかコミックス ドラえもん第6巻」200525日 初版第1刷発行、7頁、49コマ

[大全集] 『デンコーセッカ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 152011927日 初版第1刷発行、7頁、49コマ

 

【初出誌vs.大全集】

「ばかっ走れっはやく」が「ばかっ、はやく走れっ」に変更[565(5)]

「だれがのろま」が「どうしたの」に変更[568(2)]

 

【単行本vs.大全集】

 「これで、はやく動けるの」が「はやく動けるの」に変更[566(6)]

 

 [梗概] のび太が珍しくフォアボールで塁に出た後、ジャイアンがでっかいあたりをかっ飛ばした。ジャイアンが「ばかっ、速く走れ」と追い駆けてきて、のび太にぶつかり、倒れて、ダブルプレーになってしまった。試合後、みんなから「ぐず、どじ」とののしられ、その上暴力を受けることになった。

 

 のび太が家に帰って、ドラえもんに人より早く動ける薬がないかと相談すると、ひみつ道具『デンコーセッカ』を出してくれた。この値段の高い液体を飲むと、目にもとまらぬ速さで走ることができる。

 

 会社のパパから、重要書類を大至急持ってきて欲しいという電話が入った。のび太がこの液体を飲むと、パパやママがびっくりするほど速く、アッという間にその書類を届けることができた。

 

 のび太は自転車に乗っているスネ夫より速く走り、ジャイアンの攻撃を素早く交わし、さらに、ジャイアンをノックアウトすることができた。子どもが竹とんぼで遊んでいるのを見て、しずちゃんと両手を竹とんぼの羽根のようにひねって回すと、空中を飛ぶことができた。ドラえもんの手は丸いので回しても、どうしても飛び上がることができなかった。

[S1571F0603028409]