とう明ボディガードプラモ[★★]
[初出誌] 『とうめいボディガードプラモ』、「小学二年生」1983年7月号、8頁、48コマ
[単行本] 『とう明ボディガードプラモ』、「ぴっかぴかコミックス ドラえもん第18巻」2008年2月6日 初版第1刷発行、8頁、48コマ
[大全集] 『とう明ボディガードプラモ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 15」2011年9月27日 初版第1刷発行、8頁、48コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] のび太は土管のある広場で、今日もいじめられて帰ると、ドラえもんがひみつ道具『とうめいボディガードプラモ』を準備して、待っていてくれた。この「ボディガード」は透明で、いつものび太についていて、守ってくれる存在である。
ドラえもんは帰ってから、ロボットを一緒に作ろうといって出かけたが、のび太は我慢できなくて、すぐ自分一人で作り出した。部品が一個残ったけれども、「まいいや」と思いながら、このボディガードに『透明ペンキ』を吹き付けた。
帰ってきたドラえもんが「あーっ、かってにつくったな」と叱りつけた。残った部品はロボットのやりすぎをコントロールする、ブレーキポンプであった。下手くそが作ったからこんなことになったと説教していると、「とうめいボディガードプラモ」はドラえもんのヒゲを「グイ」と引っ張って、体を「ボカ ボカ」と殴り出した。
のび太は守り神がついたと確信して外に出て、スネ夫に「べー」と舌を出した。怒り狂ったスネ夫が手を出そうとすると、ボディガードがスネ夫を殴り飛ばしてくれた。ジャイアンも全く同じであった。
しずちゃんや先生がのび太にちょっと注意しても、ジャイアンたちと同じように殴り飛ばされてしまった。のび太は怖くなり、逃げ帰ってドアに鍵を掛けても、ボディガードは「バアン」と蹴破って家に戻ってきた。
ドラえもんはボディガードにのび太の敵だと思われたくないため、ニコニコしながら、のび太の作ったものだから、そのうち壊れると楽観視していた。ママも「こわれたら…おぼえてらっしゃい」と笑いながら、のび太に話しかけていた。
[S1516・F1808・028307]