宇宙探検ごっこ[★★]

[初出誌] 『宇宙たんけんごっこ』、「小学二年生」198211月号、9頁、51コマ

[単行本]  『宇宙探検ごっこ』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第29巻」1984125日 初版第1刷発行、9頁、57コマ

[大全集] 『宇宙探検ごっこ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 142011629日 初版第1刷発行、9頁、57コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 「ロケットはまっすぐ星にむかってる」が「ロケットはまっすぐ星にむかって来る」に変更[151(8)]

「あっ、山や森がある」コマ挿入[152(9)]

「ポン ポン」、「キャー、はずむはずむ」コマ挿入[153(1)]

 

「ハラハラさせる遊びだね」コマ挿入[153(3)]

「プガア」コマ挿入[154(3)]

「出たあ」コマ挿入[154(4)]

「風船鳥レース」、「早くしぼんじゃった人が負けね」コマ挿入[155(2)]

 

 [梗概] スネ夫がものすごくおもしろい「宇宙探検ゲーム」を買ってきて、いつものように、このゲームは三人までしかできないと言い出した。今回、しずちゃんが「のび太さんをなかまはずれにするなら、あたしも帰るわ」と言ってくれた。

 

  しかし、くやしかったので、ドラえもんに宇宙ゲームをもっているかどうかを尋ねると、ひみつ道具『ひみつ探検ごっこ』を出してくれた。このごっこはたくさんのゴム風船で構成されており、ふくらませるとあとはひとりでに大きくなって、星になったり、ロケットになったりした。

 

 しずちゃんを誘って、ロケットに乗りボタンを押すと、「スポン プシュ」と発射し、レーダーをたよりに星に向かって飛んでいった。たくさんの星が見えてきたので、ぶつかると風船が破れてしまうので、巧みによけながら、お目当ての星になんとか、「ポン ポン」と着陸するととができた。

 

 ゴムの星だからポンポンはずみ、そして、草も木もゴムでできていた。ドラえもんに光線銃を手渡され、宇宙怪獣が「プガア」と襲ってくると、「ジャッ パン パン」と怪獣を破裂させることができた。風船鳥レースでは、早くしぼんだ鳥が負けになっている。

 

 ジャイアンとスネ夫に、「怪獣三十匹やっつげながら、星のすみずみまで探検したの。あんなおもしろいの初めてよ」と報告すると、スネ夫が「のび太くん…、さっきは悪かった、きみだけなかまはずれにして…。あやまるから、ぼくらにも宇宙探検ごっこをかしてください」と頼むので、ドラえもんは気持ちよくかしている。

 

 宇宙探検を楽しみ、「ジャイアンとスネ夫の星」と書いた立て看板を立てることにした。思い切って、その立て看板を「ブス」と星に刺すと、「パーン」と破裂してしまった。スネ夫のママとジャイアンのかあちゃんが夜になっても帰らないというので、タケコプターで探しに行くと、二人は「星がやぶけちゃったんだよう」と泣き叫んでいた。

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