コンチュー丹[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『コンチュー丹』を飲むと、チョウのとぶ力、ハチの刺す力、アリの怪力、カブトムシの固いからだなどを身につけることができる。

 

【使用目的】 のび太はジャイアンにいじめられて、今日も「ヨロ ヨロ」しながら帰ってきた。ドラえもんには、強くなりたいという道具を出してほしいと分かっていたので、理由も聞かず「コンチュー丹」を出している。

 

【使用結果】 のび太は「コンユー丹」を「カパ」と飲んで、ジャイアンにアリになったんだと、言いながら殴りかかると、アリみたいに踏みつぶされてしまった。のび太が家に帰ると、ドラえもんから「しまいまで聞かずにとびだしたからだ」と叱られ、効き目が現れるのは明日の朝ごろじゃないかと言われた。

 

  のび太はおやつになっても、大好きなホットケーキが食べたくなくなり、無性に葉っぱを食べたくなった。ママにこっそり、ドラえもんが採ってきてくれた葉を、「パリ パリ モグ モグ」と虫のごとく食べていた。

 

 夜になると口から糸を出してマユを作り出し、朝になると、「メリ メリ バリッ スポン」とマユから、普段ののび太と変わらない姿で飛び出してきた。往来で、ジャイアンにでくわしたが、一歩も道をゆずらなかったので、「ガシン」と殴られたが、カブトムシの堅さで全然痛くなかった。

 

  ジャイアンが何度も殴りにきたが、チョウのように舞い、「ボガ」とハチのように刺すことができた。アリの怪力で、ジャイアンを「ブルン ブルン」と振り回し、「ダーン」と投げ飛ばしている。

 

 町内を歩いていると、うわさがパッと広がって、怖いものなしの状態であった。しかし、小さい男の子の持っている虫取りあみを見ると、「ゾーッ」と体が震えだし、ママが家でハエに「シューシュー」と殺虫剤を吹き付けていると、のび太はアッという間に、目を回してダウンしてしまった。

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