交通標識ステッカー[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『交通標識ステッカー』の裏に名前を書かれた人は、その標識に自分の意識に関係なく従わざるを得なくなる。「進入禁止」で部屋に入れなくなり、「警笛鳴らせ」で「ブー ブー」と知らせを受け、「矢印の方にだけ、進め」でそれ以外の方向に進めなくなる。

 

  「ゆっくり進め」で早く進めなくなり、「車を止めるな」で車を駐車できなくなり、「そのほかの危険」で予期しない危険が現れ、「落石注意」でものが落ちてくる、「滑りやすい」で転んだり、滑ったりすることになる。

 

【使用目的】 のび太は天気のよい日にジャイアンに「ウガア」と追い掛けられ、危うく捕まりそうになってしまった。「交通標識ステッカー」を使って、ジャイアンの危険をあらかじめ察知し、回避しようとしている。

 

【使用結果】 のび太は「交通標識ステッカー」をたくさんもらって、その裏にジャイアンの名前を書き、いろんな所に貼り付けた。土管のある広場でみんながサッカーで遊んでいたが、近くに「けい笛をならせ」のステッカーが貼ってあったので、ジャイアンが来ると「ブー ブー」という警笛が鳴った。

 

  ジャイアンが追い掛けてくると、「矢印の方にだけ、進め」というステッカーが貼ってあったので、ジャイアンから無事みんな逃げることができた。

 

 「ゆっくり進め」や「車をとめるな」のステッカーの前では、ジャイアンはのろのろ進み、立ち止まらないで走り去った。ジャイアンは回り道をしてのび太をつかまえることに決めた。小さな子どもがステッカーに興味を持って町内のものを集め出した。

 

 のび太が空き缶につまずいて「スッテン」と転んだところへジャイアンがやってきた。「かくごしろ!!」と追いつめられた時、「そのほかの危険」、「落石注意」、「すべりやすい」のステッカーを胸に貼った子どもが現れた。すると、先生とかあちゃんが突然現れ、さらに、ジャイアンにボールが当たり、転倒してしまった。

[S16128B04124028508246]