合成鉱山の素[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『合成鉱山の素』は、「ありとあらゆる種類の元素の混合液」であるので、なんでも合成することができる。崖の中腹に鉱山の素を仕込んだので、掘り進めば合成鉱脈にぶち当たることになる。
【使用目的】 のび太が真夜中に庭のほうで「ザク… ザク… ザク…」と音がするので行ってみると、ドラえもんが「合成鉱山の素」をまいて、土の中にあるどら焼きを掘り出していた。
【使用結果】 ドラえもんたちはうら山のひと目のつかないところへ行って、『モグラロボット』にたて穴を掘らせ、「合成鉱山の素」を「ドボ ドボ」と注ぎ、最後に電池を一個入れた。「液がかたまって、鉱脈になって、電池を合成して…。明日の午後には、電池がザクザク掘り出せる」予定であった。
次の日、がけの中腹からひみつ道具『パワーつるはし』で掘り進めば、鉱脈にぶち当たるはずであった。このつるはしを使うと、少しの力が百倍にパワーアップされるので、「ガチ ガチ ガチ ガチ」と掘り進むと、「コキン」と鉱脈に当たり、大量の電池を掘り当てることができた。箱いっぱいの電池をスネ夫の家にもっていくと、箱だけを受け取って、「バタン」とドアを閉めてしまった。
ジャイアンとスネ夫はたくさんの電池をもってうら山で、オフロードカーの威力をテストすることになった。快調に「ガ~ ガ~」と走らせていると、「スポ」とたて穴にカーが落ちてしまった。とれないとわかると、ジャイアンはコントローラーも穴に捨てて、「あきらめな」と帰ってしまった。その後、のび太の鉱山からは、ラジコン・カーがザクザクと発掘されるようになった。
[S12611・A43111・068405:105]