けんかマシンセット[★★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『けんかマシンセット』(345)の『入れ舌』(345)をはめると、「したが勝手に動いて、すごいおどし文句やどぎつい悪口がペラペラしゃべれる」ようになる。『イナズマソックス』(345)を履くと、「相手のパンチをかわし、す早くふみこんで、マシンガンのようにげんこつの雨をふらせる」ことができる。

 

  『パワー手袋』(345)を使うと、「怪力」を発揮することができ、「ゴリラ」もいちころというすごいものである。

 

【使用目的】 のび太は酔っぱらいの不良にはビール瓶などで頭を殴られ、ジャイアンにいじめられた子には「ぺチン」とほっぺを殴られ、猛犬に追われた子犬には足をガブリと咬まれてしまった。口では平和主義を唱えていたが、心の真底では非常に悔しい思いをしていた。それを察して、ドラえもんは「けんかマシンセット」を出してくれた。

 

【使用結果】 のび太は「けんかマシンセット」を身に付けて外に出た。さっきの酔っぱらいのオープンカーを蹴っ飛ばすと、「ブーン」と遠くへ飛んで「ドガチャーン」と道路に激突して大破してしまった。ドラえもんはそのすごさに驚き、手袋のはずし方もわからなかったので、「タイムマシン」でセワシを呼んでくることにした。

 

 セワシによれば、あの「けんかマシンセット」は壊れており、ゴリラをいちころでしとめることができ、早く取り上げないと人殺しになると警告した。

 

 酔っぱらいが追い掛けてきたので、のび太は「おまえらさっさと消えろ! ボロボロにされたいのかこのフーテンやろう」と怒鳴った後、三人全員をぶっ飛ばしてしまった。「こいつ化け物みたいに強いや」と言いながら、逃げる酔っぱらいを追い掛け、「おいつくじゃないかもっと速くにげろ、うすのろどもめ!」と怒鳴りつけていた。

 

  マンホールが工事で空いていたので、のび太はそこへ落ちて気を失ってしまった。気絶している間に、ドラえもんはセワシの力を借りて、「けんかマシンセット」を取りはずすことができた。

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