グルメテーブル掛け[★★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『グルメテーブル掛け』を、テーブルに広げて料理を注文すると、出ない料理はないといっても過言ではない。そして、その味も一流レストランをしのぐほどのものである。
【使用目的】 ママがいなくなったので、パパが料理を作ろうとしたら次から次へと失敗し、その上、出前を取ろうとしたらお店が休みであった。そのため、ドラえもんは「グルメテーブル掛け」を出している。
【使用結果】 ドラえもんが「グルメテーブルかけ」に広げると、カツ丼やカレーライスを作ることができ、親子三人楽しく食事することができ、最後に、フルーツポンチ、プリン、コーヒーといったデザートも注文することができた。
散歩に出掛けると、スネ夫がジャイアンとしずちゃんに昨夜、一流レストランでフランス料理を食べたことを自慢していた。のび太がそんなもの珍しくないと言って、土管のある広場においてみんなで食事をすることになった。
スネ夫が「エスカルゴブルゴーニュ風。トリュフのスープ。フィエットチーネ。あまだいのシャンパンむし、フィレステーキ、あみがさだけ入りクリームソース」と昨夜食べたものを次々に注文したので、のび太は心配になってきた。しかし、この道具はアッという間に、リクエストにすべてに応え、スネ夫に「くやしいけど、こんなうまいの食べたことない」と言わせている。
晩ご飯になると、みんなで中華料理を食べた。ママは家のことが心配だったので、兄さんから、もう遅いから泊まっていったらと言われたが、雨の中急いで家に帰った。きっとお腹をすかして待っていると思って家に着くと、みんながお腹一杯で動けないよ~と言い合っていた。
ママが居間で、ひと言もいわないで背を向けてしまったので、みんなで「どうしてむくれるんだろ? ぼくたち何か悪いことしたかなあ」と囁きあった。
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