雲コントローラー[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『雲コントローラー』は、空にある雲とそっくりなものを作り出してくれる。その雲が日陰を作っている場合、雲べラで移動させることができる。また、ピンセットとヘラで雲をいじくると、空の雲もそのようになる。

 

【使用目的】 日焼け大会があるので、屋根の上で日光浴をしていると、雲が太陽をさえぎるので、のび太は「どいてくれよ」と怒鳴っている。それを見て、ドラえもんは「雲コントローラー」を出している。

 

【使用結果】 のび太が「雲コントローラー」を操作すると、箱の中に空の雲とそっくりな雲が現れたので、雲ベラで「チョイ チョイ」と雲を動かすと、太陽が輝きだした。しかし、ママが庭で草むしりをしていたので、ママのところだけ、曇るように雲を千切って、影を作っている。

 

 のび太がピンセットとヘラを借りて、箱の中でドウナツ、バナナ、リンゴ、ブドウそっくりの雲を作っているので、しずちゃんたちは空を見上げて「どうしてあんな形になったのかしら」と不思議がっていた。おもしろいので、もっと驚かそうとして、イヌを作ると、「あらっネコ」、キリンを作ると、「ウマだ」と言われてしまった。

 

 腹を立てたのび太が怖い物を作ってやるぞと決心してヘビを作ると、「ああらうんち! いやな雲ねえ」と言われたので、箱の中のありったけの雲をかき集めて、オバケを作って、しずちゃんたちを「キャア キャア」と驚かして、ひとり楽しんでいた。

 

 のび太が休憩して、ドラえもんとスイカを一緒に食べていた。あたりが急に暗くなり、ママが「空がへんな雲でいっぱいよ」と知らせてくれた。すると、スイッチを入れっぱなしにしていたので、機械が焼けて故障し、箱から黒い煙が「モウ モウ」と出ていた。

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