標本採集箱[★★]
[初出誌] 『ひょう本さいしゅう箱』、「小学二年生」1981年10月号、9頁、54コマ
[単行本] 『標本採集箱』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第6巻」2014年12月6日 初版第1刷発行、8頁、54コマ
[大全集] 『標本採集箱』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 13」2011年4月30日 初版第1刷発行、8頁、54コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] しずちゃんは植物の標本を集め、スネ夫は昆虫、つまり、ブラジル産の「モルフォチョウ」、ペルー産の「テナガカミキリ」をデパートで買って集めていた。のび太はハマグリ、アサリ、シジミといったおつゆの貝殻を集めていたので、スネ夫やしずちゃんに大笑いされ、自慢できる標本が是非ほしかった。
ドラえもんの出した『ひょう本さいしゅう箱』を使うと、「昆虫、動物、植物でも、本物を取りよせる」ことができる。昆虫図鑑のアゲハチョウをこの箱のポインターでクリックすると、箱の中にアゲハが現れる。箱に入っている間は動かないが、スイッチを切ると、元いた場所へ飛んで帰る。ドラえもんがどうしてもこの箱を貸してくれないので、のび太は箱にネズミを出し、ドラえもんを気絶させて、借り出している。
のび太は山へ行って、昆虫図鑑のカブトムシをクリックしてまず出し、その後、いろんな昆虫をじゃんじゃん集めることができた。帰り、ジャイアンに会って、昆虫標本を見せると、ジャイアンが驚いてその箱を落としてしまったので、皆どこかへ逃げてしまった。
のび太がこの箱で簡単に集められると話すと、ジャイアンに箱を奪われてしまった。ドラえもんがその箱の使い方をジャイアンに教えながら、ジャイアンの写真をクリックすると、箱にジャイアンの標本ができた。素晴らしい出来映えだったので、「日本産らんぼうな動物」という説明書きを付けて、しばらく広場に飾ることになった。
[S1319・F0206・028110]