空中フック[★★]

[初出誌] 『空中フック』、「小学二年生」19817月号、10頁、56コマ

[単行本]  『空中フック』、「ぴっかぴかコミックス ドラえもん第8巻」2005425日 初版第1刷発行、9頁、56コマ

[大全集] 『空中フック』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 132011430日 初版第1刷発行、9頁、56コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 「そうだっ」が「そうだ」に変更[122(4)]

 

 [梗概] のび太が昼寝をしていても、ドラえもんが枕元を「ドタ ドタ」と走り、ママから「お日さまに当たらないと、青白い体の弱い子になるわよ」と言われ、外では、スーパーの宣伝と「毎度おさわがせちり紙交かん」の騒音で、落ち着いて眠れもしなかった。別荘みたいとほざくスネ夫の真似をして、ハンモックをつって、屋外で昼寝をすることに決めた。

 

 野比家の庭の木は小さかったので、ドラえもんに『空中フック』を出してもらった。ハンモックで昼寝をしていると、ボールが当たり、砂ぼこりや騒音がひどくて、さらに、しずちゃんの庭を借りようとしたが、五十歩百歩であった。

 

 学校の運動場の上に、「空中フック」で広い広い『空き地じゅうたん』をつるして、遊び場を確保した。さらに、ハンモック、自動ブランコ、空中踏み台をセットし、たくさんの綱を垂らして、ターザン遊びもした。

 

  失敗して、じゅうたんの外に飛び出すと、安全ネットが作動した。空中トイレがないので、階段も付けてもらった。子どもたちの最高の遊び場になったので、ハンモックののび太はうるさくて眠れなくなってしまった。

[S1316F0805028107]