おもかるとう[★★]
[初出誌] 『おもかるとう』、「小学二年生」1981年6月号、8頁、45コマ
[単行本] 『おもかるとう』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第26巻」1983年1月25日 初版第1刷発行、7頁、45コマ
[大全集] 『おもかるとう』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 13」2011年4月30日 初版第1刷発行、7頁、45コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] ジャイアンとスネ夫はお互いに尻をぶつけ合って、どちらが倒れるか競争していた。スネ夫が「ドン」とぶつかると、「ペタ」と倒されてしまった。今度はのび太と指名されたが、青い顔をしてためらっていると、「やらないってのか!?」と脅され、「ドン」とぶつかると、溝まで吹っ飛ばされ、紙くずみたいに軽いやつだと笑われてしまった。
もっと重くなりたいと思いながら帰宅すると、イライラしたママからごはんを食べなさいと怒鳴られてしまった。ドラえもんから、肥りすぎを気にしてごはんを食べていないからだと、と教えられた。
そのため、ドラえもんはひみつ道具『おもかるとう』を出し、二キロほど軽くして、体重を測っているママを「ピカ」と照らすと、「あらっニキロへってる!!」と感動し、ルンルン気分になっている。パパが読んでいる新聞を照らすと、ダイヤルを重くしてあるので、「ヨロ ヨロ」とよろめいて、「ズシン」とぶっつぶれている。
外に出ると、しずちゃんはカナリヤが逃げたと大騒ぎしていたので、「ピカ」と照らすと重くセットしていたので、木が倒れ、カナリヤも道路上でバタバタし、かごに入れてから軽くしている。のび太は自ら「ピカ」と照らして、重くなり、再度、ドカンのある広場で、ジャイアンと対決すると、結果が逆になり、ジャイアンは「こ、こんなばかな…」とくやしがっていた。
スネ夫からのび太が「おもかるとう」でズルしていたと知らされると、ジャイアンは奪った「おもかるとう」と当て、「おれも重くなって、おまえをおしつぶしてやる」と豪語しながら、長時間使用した。やがて、ジャイアンは顔を真っ赤にして、「ズブ ズブ ズブ」の音とともに、「わあめりこむ、助けてくれ江!!」と絶叫することになった。
[S1315・A2609・028106]