のび太のヘリコプター[★★]
[初出誌] 『そうじゅうくんれんき』、「小学二年生」1980年12月号、7頁、43コマ
[単行本] 『のび太のヘリコプター』、「てんとう虫コミック ドラえもん第24巻」1982年4月25日 初版第1刷発行、9頁、61コマ
[大全集] 『のび太のヘリコプター』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 12」2011年3月30日 初版第1刷発行、9頁、61コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『そうじゅうくんれんき』が『のび太のヘリコプター』に変更
「プルル…」コマ挿入[163(5)]
「プルル」コマ挿入[163(6)]
「わっ!」が「ぎゃっ!」に変更[163(7)]
「空中でとまってながめを楽しむこともできるんだね」、「ホバリングというんだ」コマ挿入[164(1)]
「しずちゃんとジャイアンの家の空中写真」コマ挿入[165(3)]
「まあ、こんなのはじめて」、「かわらがいたんでら、なおさなくちゃ」コマ挿入[165(4)]
「写真見せろよな」挿入[165(5)]
「ガチャ」コマ挿入[166(5)]
「文字なし」コマ挿入[166(6)]
「グシャ」、「バリ バリ」コマ挿入[166(7)]
「いたぞっ」コマ挿入[167(3)]
「ヒャ」コマ挿入[167(5)]
「ゴオ」コマ挿入167[(6)]
「グウン」コマ挿入[167(7)]
「のび太だな」、「また落としてやる!!」コマ挿入[167(8)]
「ヘリコプターとはわけがちがうぞ」コマ挿入[167(9)]
「文字なし」コマ挿入[168(1)]
「逃がすものか」コマ挿入[168(2)]
「カチ」コマ挿入[168(3)]
「バッ」コマ挿入[168(4)]
[梗概] スネ夫はヘリコプターから撮影したみんなの家の写っている写真を見せて、楽しんでいた。そして、ヘリコプターの空中で止まったり、地上すれすれを飛んだりできる凄さをみんなに自慢していた。のび太もうらやましくなり、そのことをドラえもんに話すと、ドラえもんはひみつ道具『そうじゅうくんれん機』の活用を提案している。
ヘリコプターにはテレビカメラが付いており、スクリーンに景色を映すとほんとに乗っている気分になった。のび太がくんれん機の操縦を始めると、ヘリコプターは「プルルル…」と舞い上がり、操縦をまちがえると「フラ フラ~ キャッ!」と悲鳴をあげることになった。
わが家の屋根を飛び越え、途中、ホバリングして空中で止まって眺めを楽しみ、小鳥と鬼ごっこし、空に風船を飛ばしてしまった子に、風船を取り返したりしていた。
のび太はテレビカメラでたくさんの写真を撮影し、広場に集まっていたジャイアンやしずちゃんの家の空中写真を見せることができた。「あやしい!}とにらんだスネ夫が待機していると、おもちゃのようなヘリコプターが飛んできた。スネ夫はパチンコで「バシ」と撃ち落とし、「ガチャン」と道路に墜落させ、足で「グシャ バリ バリ」と踏みつぶしてしまった。
ドラえもんは「ゼロ戦」を出して、スネ夫を「ゴオー ゴオ グウン」と攻撃すると、スネ夫も石をつかんで反撃してきた。懸命に逃げるスネ夫を追い掛け、スネ夫の頭上で「カチ バッ」とコショウをまき散らしたので、スネ夫は真っ赤な顔になり、大粒の涙を流して、盛んに「ゴホン ゴホン」とセキを繰り返すことになった。
[S1221・A2401・028012]