かんせいウェーブ[★★]
[初出誌] 『かんせいウエーブ』、「小学二年生」1980年11月号、7頁、45コマ
[大全集] 『かんせいウエーブ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 12」2011年3月30日 初版第1刷発行、7頁、45コマ
【初出誌vs.大全集】
「いーや、いいかけてやめるな。ちゃんとしまいまでしゃべれ」が「いいや、いいかけてやめるな。ちゃんと最後までしゃべれ」に変更[158(6)]
[梗概] のび太は算数の宿題を一問だけ、写生もちょっとだけ描き、さらに、本の整理も終わらないうちに、遊びに出かけようとした。のび太のママは料理中、会社のパパから電話があり、重要な書類を届けに出かけた。
ドラえもんは『かんせいウエーブ』を出して、ママのやりかけたシチューなどの料理をこの機械で完成している。のび太はこの機械で、本を整理し、描きかけの絵も完成することができた。ドラえもんからこの機械を取り上げられたので、算数の宿題だけは自分でやると約束した。
のび太はこの機械を使って、しずちゃんの庭の落ち葉掃除を手伝った。土管のある広場で、スネ夫がジャイアンの悪口を言いかけたときに、ジャイアンが現れたので話をストップしてしまった。この機械を使うと、「ジャイアンなんて、あんなやつ、けんかは強いけど、頭がわるくて、いじきたなくて、よくばりで…」といった、スネ夫のジャイアンに対する悪口が延々と続いた。
のび太は家に帰って、こっそりこの機械を使って、算数の宿題をするとアッという間に片づけてしまった。しかし、やりかけた部分が最初から間違っており、その調子で最後までやったので、のび太はあとで書き直すのが大変だった。
[S1220・M01047・028011]