カチカチカメラ[★★]
[初出誌] 『カチカチカメラ』、「小学二年生」1980年9月号、7頁、44コマ
[単行本] 『カチカチカメラ』、「てんとう虫コミック ドラえもん第22巻」1981年8月25日 初版第1刷発行、7頁、44コマ
[大全集] 『カチカチカメラ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 12」2011年3月30日 初版第1刷発行、7頁、44コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] 野良猫のクロがいつも白ネコをいじめるので、ドラえもんはひみつ道具『カチカチカメラ』を出している。このカメラに「白ネコに勝たせろ」と叫んで、けんかを写すと、本物のけんかもそのようになった。
のび太のパパが「ウ~ ウ~ ウ~」とうなりながら、ジャイアンツ戦をテレビで見ていた。最終回十一対一であり、負けると機嫌が悪くなるので、のび太は「ジャイアンツを勝たせろ」とカメラに叫んだ。すると、ホームランの連続でジャイアンツが逆転し、上機嫌のパパからこづかいをもらうことができた。
ドカンのある広場で、のび太はみんなと相撲を取る計画を立て、あらかじめドカンの上に、「のび太を勝たせろ」と叫んだカメラをセットしたが、スネ夫にも「コテン」、ジャイアンには「ドタッ」と投げ飛ばされてしまった。完敗の原因は見学していたしずちゃんが、レンズを横に向けたためであった。
のび太が往来で再度の戦いを申し込んでいると、町の不良中学生がジャイアンとのび太に「ドシン」とぶつかり、「おまえら金をもっていたらかせっ」と脅してきた。人の通る往来から、ドカンのある広場に連れて行かれてしまった。のび太はカメラのセットしてある場所で、二人の不良中学生を豪快に投げ飛ばし、ジャイアンとスネ夫を窮地から救い出している。
[S1218・A2202・028009]