パトローラー[★★]
[初出誌] 『パトローラースケートとけいぼうで少年けいかんになろう!!』、「小学二年生」1980年8月号、7頁、43コマ
[単行本] 『パトローラー』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第6巻」2006年9月3日 初版第1刷発行、7頁、43コマ
[大全集] 『パトローラー』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 12」2011年3月30日 初版第1刷発行、7頁、43コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『パトローラースケートとけいぼうで少年けいかんになろう!!』が『パトローラー』に変更
「ぼくも、すっかりゆう名になっちゃった」が「ぼくもすっかり有名人になっちゃった」に変更[138(2)]
[梗概] ジャイアンが悪くても、ジャイアンににらまれると、のび太はジャイアンが思わず正しいと言ってしまった。ドラえもんはジャイアンの強さを知っていたので、一度はのび太を「悪者の味方」と怒鳴りつけたけれども、『パトローラースケートとけいぼう』を出してくれた。
これを付けると、少年警官になれる。「悪い子がいると、スケートがかけつけて、けいぼうがやっつけてくれ」、その上、スケートが苦手でも、絶対に転ばない代物である。
スネ夫がローラースケートで走っているのび太を追い掛けても、転びもしないし、つかまえることもできなかった。スネ夫はムシャクシャして小石を蹴ると、神成さんの家の窓を割ってしまった。スネ夫が神成さんに犯人はメガネをかけた子だと話すと、「ピーポー ピーポー」と追い掛けてきた「パトローラースケート」はスネ夫が犯人だと告げた。スネ夫が手向かうと、のび太は警棒で「ボカ」と殴りつけた。
ジャイアンが友だちのヘリコプターを奪うと、のび太のスケートは「ピーポー ピーポー」と音を出しながら、近づいた。そして、のび太は警棒でジャイアンを「ポカッ」と殴って、制裁を加えた。のび太の強さがアッという間に町中に広まり、すっかり有名になってしまった。
家では、ママからドラえもんが「戸だなのおやつを、だまって食べたのだれです」と問い詰められていた。「パトローラースケート」から犯人はのび太と指摘され、警棒で自らの頭を「ポカ」と殴られている。
[S1217・D0615・028008]