サウンドカメラ[★★]

[初出誌] 『サウンド・バカチョン』、「小学一年生」19789月号、7頁、40コマ

[単行本]  『サウンドカメラ』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第3巻」20051025日 初版第1刷発行、7頁、40コマ

[大全集] 『サウンドカメラ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 1020101030日 初版第1刷発行、7頁、40コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 タイトル『サウンド・バカチョン』が『サウンドカメラ』に変更

 「サウンドバカチョン」が「サウンドカメラ」に変更[137(5)]

 

 [梗概] のび太ひとりだけ仲間はずれにされ、スネ夫のキャンプに連れていってもらうことができなかった。うらやましがらせるのが趣味であるスネ夫からたくさん写真を撮ってきて見せてやると、言われたので、ドラえもんに相談するとひみつ道具である『サウンドカメラ』を出してくれた。このカメラの写真には、下の方に赤い丸がついており、その丸を押すと、録音された音も聞くことができる。

 

 このカメラを持ってキャンプ場に行くと、遠くのほうでスネ夫がしずちゃんやジャイアンの写真を、何かいいながら撮っていた。のび太が写真を撮って、赤い丸を押すと、スネ夫は「のび太に見せるための写真をとろう」としゃべっていた。

 

 のび太は秋の虫や小鳥の鳴き声、風にそよぐ葉っぱの音、小川のせせらぎなどを写真で撮った。岩の上で川に向かっておしっこしているスネ夫の写真も撮った。スネキチの兄さんは炊きたてのごはんはおいしいぞ、ジャイアンもみそ汁もうまいぞ、とスネ夫にすすめていたが、カンヅメしか食べなかった。のび太は家に『どこでもドア』で行って、昼食を持ってきて、キャンプ場でおいしそうな音を立てながら食事をした。

 

 キャンプ場から帰ってから、野比家にみんなを誘って写真を見せると、ジャイアンもしずちゃんをそうした写真に大感激した。スネ夫のおしっこの写真の赤い丸を押すと、「しまった! 川下でしずちゃんがお米をといているぞ。でも、だまっていればわからないや」という独り言が録音されていた。

 

  すると、しずちゃんには追い掛けられ、ジャイアンからは「ポカ ポカ ポカ」殴られ、スネ夫は「ヒ~」と叫びながら逃げ回っていた。

[S1018B0301027809]