切り取りナイフとフォーク[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『切り取りナイフ』で海岸を「スパーッ」と切り、「フォーク」で突き刺し、『スモールライト』で一度小さくして、『どこでもドア』を通して運ぶと庭に海岸ができあがる。

 

【使用目的】 のび太は夏が終わってから、泳ぎたいようと泣きわめくので、ドラえもんは『どこでもドア』から、海岸に「切り取りナイフとフォーク」を持って出掛けている。

 

【使用結果】 ドラえもんは「切り取りナイフとフォーク」で海を切りとって野比家の庭に持ってきた。のび太はしずちゃんに電話連絡したが、最初は半信半疑だった。目の前の海をみて、のび太から「いりゃっしゃい。水があたたかくてちっとも寒くないよ。おぼれる心配もないし」といわれ、着替え室を作ってもらって泳ぐことになった。

 

 しずちゃんが「バシャ バシャ」とクロールで泳ぎ、のび太は「チャプ チャプ」と水遊びをしていた。しずちゃんが浅すぎるというので、ドラえもんはもっと深い海を持ってきた。のび太は浮き輪に乗って「やっぱり深いほうがいいや」といっていたが、泳ぎのけいこをする素振りはみえなかった。

 

  浮き輪から「プクン」と落ち、「ブク ブク ゴボ」と沈んでしまい、ドラえもんに救助されたあとは砂遊びばかりして泳ごうとしなかった。

 

 「ぼくに向かないんだよ。ぼくが好きなのは…。そうだスキーがいいや。早く冬にならないかな」と言いだしたので、ドラえもんは雪山を切り取ってもってきた。しずちゃんといっしょに滑り出すと、しずちゃんはスイスイと滑り、のび太は「ゴロ ゴロ」となり雪だるまになってしまった。自分で雪だるまを作りながら、ドラえもんに「スキーはきらいなの」と訴えるのび太であった。

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