肝試しメガネ[★★]
【道具解説】 のび太がひみつ道具である『肝試しメガネ』を掛けると、周りの世界が怖いものになって目に映る。
【使用目的】 のび太のパパが子どものころの墓場における肝試しの話を紹介したので、ドラえもんがその話に調子を合わせて「肝試しメガネ」を取り出している。
【使用結果】 のび太が「肝試しメガネ」をかけると、ドラえもんはのび太にとって、「お化けだぬき」に見え、心臓が止まりそうになった。
ジャイアンがこのめがねを知ったら、肝試し大会をやろうというので、のび太は「ぜったいにひみつにしておこう!」と大声で言い張っていると、ジャイアンやスネ夫にその声を聞かれてしまった。ジャイアンなどにその秘密は何なのかと詰問されたが、のび太は黙って逃げ出した。
一計を案じたスネ夫はドラえもんに、「あれかして、あれだよ」と話しかけると、「きもだめしめがねのこと?」と言いながら、そのめがねを貸してくれた。肝試し大会をやるとジャイアンに言われると、のび太は「ぼく、おなかのぐあいが…」と断ったが、許してもらえなかった。肝試し大会はめがねをかけたまま町内一周し、恐ろしさのあまりめがねを外したものがみんなの笑いものになるというものであった。
ジャンケンの結果、のび太が最初にめがねをかけることになった。めがねをかけると、スネ夫が一本足のカサのお化け、ジャイアンはタコ入道に見え、タバコも火の玉に見えた。しかし、ひみつ道具である『かくれマント』を着たドラえもんがお化けを逐次なんなのか説明してくれたので、無事町内を一回りすることができた。
スネ夫は最初「ドキ ドキ」していたが、やせ我慢を張りながら途中から元気になり、通行人を「アハハ、デブカッパ!」と大声を張り上げながら歩いた。すると、一番気にしているあだ名で呼ばれたと言って、スネ夫はその通行人の男から「ボカ ボカ」殴りつけられ、めがねを取ってしまった。
ジャイアンは最初から、「おれはジャイアン男だぜ」と自分のテーマソングを自信満々に歌いながら歩き出した。めがねを取りそうもなかったので、スネ夫が怪物のマスクをのび太やドラえもんにもかぶってもらって、ジャイアンの前に現れた。すると、ジャイアンには、最も怖いかあちゃんが一度に三人も現れたので、驚いて「ギョエ~」と絶叫している。
[S15331・B03015・048509:341]