勉強部屋のつりぼり[★★]
[初出誌] 『おざしきつりぼり』、「小学二年生」1976年11月号、8頁、53コマ
[単行本] 『勉強部屋のつりぼり』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第12巻」1976年12月25日 初版第1刷発行、8頁、53コマ
[大全集] 『勉強部屋のつりぼり』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 8」2010年6月30日 初版第1刷発行、8頁、53コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『おざしきつりぼり』が『勉強部屋のつりぼり』に変更
「ええっ、どうしてさ」が「ええ、どうしてさ」に変更[114(5)]
「おう、そうだ!!」が「おお、そうだ!!」に変更[115(1)]
[梗概] ジャイアンとスネ夫が団地のうらの川でたくさんの魚を釣って、のび太やドラえもんに自慢したので、のび太は昼食時にママに魚釣りに行くと話した。すると、ママは「あんたは道を歩いていても、どぶへおっこちる人よ」と大反対されてしまった。
のび太が「一ぺんでいいから、じゃんじゃんつりたいな」と嘆くと、ドラえもんはひみつ道具『おざしきつりぼり』を出してくれた。団地のうらの川をこのつりぼりにセットしたので、のび太の二階の勉強部屋に川がやってきた。
二人でつりの競争を始めたが、なかなか釣れないので、のび太が川の中をのぞくと、魚がうようよ泳いでいた。釣り道具が悪いというので、ドラえもんはひみつ道具「手ばり」を出して釣り出すと、おもしろいように釣れた。
大きいのがひかかり、「ググッ」と引っ張られたので、二人が釣り上げると、「ザザア」とジャイアンも一緒に釣り上げてしまった。ジャイアンがあの川にきていたので、ひとまず片付けて、別の川や池を探すことになった。近くではなかなか釣れないので、遠いところで探し出すと、波が立ってきて、突如ジョーズが出てきた。遠いところは危険だということになり、再度近いところで探すことになった。
今度のところは湯気が立ち、お湯であったので、二人は「近くに温泉がわいた。大発見だ!」と大喜びして、「ザブン」と入った。そこはしずちゃんの家の浴槽であり、お風呂で体を洗っていたしずちゃんから、「どこから入ってきたのよ」と尋ねられてしまった。
[S0815・A1215・027611]