大空中戦[★★]

[初出誌] 『ミニひ行き』、「小学二年生」19767月号、9頁、55コマ

[単行本]  『大空中戦』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第12巻」19761225日 初版第1刷発行、11頁、64コマ

[大全集] 『大空中戦』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 82010630日 初版第1刷発行、11頁、64コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 タイトル『ミニひ行き』が『大空中戦』変更

 「ジャイアンがまたやってる」コマ挿入[84(2)]

「ブルルル…」コマ挿入[84(3)]

「ダダダ ダダダダダ」コマ挿入[84(4)]

 

「ダダダダダ」削除[84(5)]

「ダダダダダダ」、「なんだ なんだ」挿入[84(6)]

「ひゃっ」が「ひゃあ」に変更[84(6)]

「ブルルルル」コマ挿入[85(3)]

「文字なし」コマ挿入[87(1)]

 

「ギーン」コマ挿入[87(3)]

「ダダダダ」コマ挿入[87(4)]

「カッ」コマ挿入[87(6)]

「あれ?」、「どこへ行った」コマ挿入[88(1)]

 

 [梗概] のび太がめずらしく勉強していると、一匹のハエが「ブンブンブウン」と飛び回って、邪魔をするので、懸命に追っ払っていた。すると、ドラえもんがひみつ道具『ミニ飛行機』に乗って、「ギーン」と飛んできてハエを撃ち落としてくれた。

 

 この飛行機はミニであるが、飛び乗ると、その飛行機のサイズに体が小さくなって、自由に飛び回ることができる。のび太の乗った飛行機はプロペラ機であるが、足下の左右のペダルを踏むことによって、ゴー、ストップをさせることができる。さらに、真ん中のレバーを操作すると、自由に、飛び上がったり、降りたり、右にまがったり、左にまがったりすることができる。

 

 ジェットタイプのドラえもんの飛行機とともに、部屋から外に飛び出ると、ジャイアンがスネ夫のプラモデルを奪って逃げるので、「ダダダ ダダダダ」と攻撃して、木陰に追っ払っている。広場に着陸すると、ドラえもんはいろんな飛行機を出して、スネ夫やしずちゃんにも乗ってもらっている。ところが、ジャイアンがドラえもんのジェットタイプの飛行機に飛び乗って、空中に飛び出してしまった。

 

 ジャイアンに「ダダダ」と攻撃されると、ほかの飛行機はプロペラ機であるので、全く歯が立たず、「ドカン ドカン」とやられてしまった。みんなはかろうじて落下傘で脱出することができた。

 

勝ち誇ったジャイアンは目の前に東京タワーが見えてので、タワーでひと休みすることにした。「てんぼう台じゃないぞ。ほんとのてっぺんだ、気持ちいい」と自慢していると、「ポト」と飛行機が落ちてしまった。

 

 ドラえもんやのび太が家に帰って、テレビを見ていると、「東京タワーのてっぺんで、泣いている子どもが発見されました。ヘリコプターが出動して大さわぎぎです」と、いったニュースが画面に流れていた。

[S0811A1206027607]