かわり絵ミラー[★★]

[初出誌] 『かわり絵ミラー』、「小学二年生」19763月号、8頁、54コマ

[単行本]  『かわり絵ミラー』、「てんとう虫コミックス 未収録作品スペシャル ドラえもん 第8巻」「ぼく、ドラえもん。」第8号付録、平成16620日発行、8頁、54コマ

[大全集] 『かわり絵ミラー』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん ドラえもん 」2010428日 初版第1刷発行、8頁、54コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 「あ、おかしい」が「ああおかしい」に変更[113(4)]

 「うぬっ、そうだったのかっ」が「うぬ、そうだったのか」に変更[115(1)]

 

 [梗概] ジャイアンの帽子のワッペンは見る角度によって、絵が変わるので、ジャイアンのお気に入りであった。のび太はそんなの幼稚園の頃買ってもらった、と笑いながら自慢したので、ジャイアンに激怒され、家に帰れなくなってしまった。

 

  公園にある公衆電話でドラえもんを呼び出し、ひみつ道具『かわり絵ミラー』を出してもらった。この鏡に相手の姿を映し、自分にスプレーをかけると、体の半分はその人の姿に変身できるというものである。

 

 のび太がその鏡にしずちゃんを映し、スプレーをかけた。ジャイアンに追い掛けられたが、振り向くとしずちゃんに変身できたので、ジャイアンはチンプンカンプンになった。先生から宿題や成績の話をされたので、振り向くとしずちゃんになり、先生は「きみはたいへんよくできる」と言ってくれた。

 

  先生に変身後、ジャイアンに再度追っ掛けられたが、のび太は振り向くと先生に変身し、ジャイアンをまたまたびっくりさせている。

 

 スネ夫は、のび太が何か秘密を持っていると思ったので、探りを入れると、「かわり絵ミラー」を使っていることに気づいた。先生に見えるけれど、実はのび太だというスネ夫のアドバイスにしたがい、ジャイアンは先回りして、「もう、ダマされないぞ」と叫んで、「ボカ」と殴ると本物の先生であった。その光景を見たドラえもんは「いたずらはやめて家に帰ろう」とのび太に促した。

[S0713E0801027603]