がんじょう薬(がんじょう)[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『がんじょう薬(がんじょう)』を飲むと、体が鉄よりも固くなる。のび太が土管をぶつけられても、壊れるのは土管の方であった。

 

【使用目的】 ジャイアンも全く歯が立たない隣町の中学生である「きらわれよさぶろう」がやってきて、町内の子どもを自分の子分にしてしまった。ドラえもんはのび太が町の人気者になる絶対の機会であるからと言って、「がんじょう薬」を出している。

 

【使用結果】 のび太が「がんじょう薬」を飲んで、広場に行くと、土管の上の「よさぶろう」はひとり百円ずつの税金を集めようとしていた。のび太は「ことわる。この町から出てってもらおう」と抗議すると、「デヤーッ」と威嚇されたので、薬を飲んでいるのも忘れて、猛烈に逃げ出してしまった。

 

  みんなはよさぶろうから探してこいと命令された。スネ夫がのび太を見つけて、よさぶろうのところへ連れてくると、副隊長に任命された。

 

 薬の効き目は10分であった。薬の切れたのび太が空手で殴られると大きな口を開いたので、ドラえもんは遠くからパチンコで薬をのび太の口の中に打ち込んだ。すると、のび太はパンチで「ガチン」と顔を殴られても、空手で頭をガンガン殴られても、平気の平左であった。頭を「キー」とかまれると、よさぶろうの歯がボロボロになってしまった。ほどなく、よさぶろうはギブアップして、逃げて行ってしまった。

 

 のび太に「ジロリ」とにらまれたスネ夫は「さあ、みんなで、どうあげしよう」と言って、胴上げすると、のび太は鉄のように重くなっていたので、スネ夫を「ドタ」と押しつぶしてしまった。

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