ゾウ印口べに[]

[初出誌] 『ぞうじるし口べに』、「小学一年生」19757月号、7頁、42コマ

[単行本]  『ゾウ印口べに』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第1巻」2005425日 初版第1刷発行、7頁、42コマ

[大全集] 『ゾウ印口べに』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 72010428日 初版第1刷発行、7頁、42コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 変更なし

 

 [梗概] しずちゃんがジャイアンやスネ夫にリボンを取られて、弄ばれていたので、のび太は思い切って「こらまてっ」と追い掛けると、ジャイアンに「もんくあるのか!」と怒鳴られ、怖がって退散すると、しずちゃんに「だめな人ねえ」と言われてしまった。

 

 しずちゃんが弱い者いじめする二人の件で、ドラえもんに相談すると、ひみつ道具である『ゾウ印口べに』を出してくれた。この口紅を塗ると、鼻がゾウみたいに伸びて、相手をやっつけることができる。のび太は逃げたので、かっこ悪かったと反省し、女の子たちにジャイアンにいじめられたら、守ってあげると約束した。

 

  すると、ゴム跳びをしていたら、ジャイアンたちに追い出されたので、やっつけて欲しいと頼まれてしまった。のび太は女の子の声援を受けたが、ジャイアンとスネ夫に「ゴチ  ゴチ」と殴られ、「なによ、弱いんじゃない」と軽蔑されてしまった。

 

 しずちゃんが痛めつけられているのび太を見ながら、この道具を使って、「バシ バシ」と二人を殴りつけ、「弱い者いじめはよしなさい」と啖呵を切った。

 

  すると、激怒した二人が襲いかかってきたが、しずちゃんはゾウの鼻で「バシーン」とぶん殴って、ジャイアンを木の枝に引っかけ、スネ夫を空中高く持ち上げて懲らしめた。のび太は「わあ、たのもしい」としずちゃんに抱きついてしまった。

 

 のび太が家に帰って、ドラえもんにしずちゃんと同じような道具を出してもらって、女の子の前で再度守ってあげると宣言した。しかし、別のひみつ道具である『タコ印口べに』のため、口から墨が吹き出て、女の子たちを真っ黒にしてしまった。

[S0705B0111027507]