夢中機を探せ[★]
[初出誌] 『「むちゅうき」をさがせ』、「小学二年生」1974年11月号、6頁、45コマ
[単行本] 『夢中機を探せ』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第2巻」2005年8月25日 初版第1刷発行、6頁、45コマ
[大全集] 『夢中機を探せ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 6」2010年3月30日 初版第1刷発行、6頁、45コマ
【初出誌vs.大全集】
「もってってよ」が「持っててよ」に変更[144(4)]
[梗概] のび太はママに勉強をするようにと言われて、机の前に座ると、わからないところばかりで、「わかるようになってから勉強しようかな」と思ってしまった。気を引き締めて、参考書で調べようと本棚に向かうと、ついマンガを読み出してしまう。
ママに見つかり、まじめに勉強を始めると、集中できなくて、鼻くそをまるめ、的に当たるような練習を繰り返すことになる。今度はママからこってりと叱られ、のび太はドラえもんにわかっているけれども、すぐ気が散っちゃうと嘆いている。
ドラえもんはそういう時には、「夢中機」が役に立つので、それを出そうとすると見つからず、たまたまひみつ道具である『じゃんけん練習機』を出すことになった。この機械を説明しながら、ジャンケンをするとなかなか勝てないので、ドラえもんの方が夢中になってしまった。
次から次へとひみつ道具を出し、置き場所もなくなったのでのび太に持たせることになった。けれども、夢中機はなかなかみつかりません。
すると、なつかしいひみつ道具の『空気クレヨン』が出てきたので、夢中になったドラえもんはのび太にいろんなひみつ道具を持たせたまま、外に出て、広場で、しずちゃん、ジャイアン、スネ夫たちとクレヨンを使いながら、楽しい一日を過ごしてしまった。
夕食時に、ママからのびちゃんはと尋ねられたので、ドラえもんは急に思い出し、ひみつ道具を持たせたのび太のところへ飛んでいった。のび太は「夢中機が出てきたら、ドラえもんが使え」と泣きながら、猛烈に抗議している。
[S0620・B0214・027411]