らくがきじゅう[★]
[初出誌] 『らくがきじゅう』、「小学二年生」1974年6月号、6頁、34コマ
[単行本] 『らくがきじゅう』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第15巻」1978年7月25日 初版第1刷発行、6頁、34コマ
[大全集] 『らくがきじゅう』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 6」2010年3月30日 初版第1刷発行、6頁、34コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] ジャイアンとスネ夫が塀に落書きをしているので、のび太はこの家のじいさんはこわいのでやめた方がいいと注意している。そこへ、こわいじいさんがやってくると、ジャイアンは「お、おれがかいたんじゃないよ」、スネ夫も「ぼ、ぼくじゃない」と否定し、二人とものび太を指さしている。
家に帰ってドラえもんに「ぼくは、なんにもにないのに…」と訴えると、「ひどいやつらだ。よしっ、しかえしさせてやる」といってひみつ道具『らくがきじゅう』を出してくれた。ドラえもんはたまたま屋根の上で昼寝をしているネコをこの銃で狙い定め、スコープテレビに映し出されたネコに落書きを描いている。
土管の上でスネ夫はしずちゃんと話していた。のび太がこの銃で、スネ夫のほっぺに丸印の落書きをした。しずちゃんにほっぺどうしたのと言われたので、スネ夫は鏡を取り出し、ぼくのきれいな顔がだいなしといながらふいている。ふいてもふいても落書きをされるので、顔中落書きだらけになり、「たすけてえ」と叫んで逃げ出している。
ジャイアンが塀の前を歩いていると、のび太が塀に「スウ」と曲線を描いたので、ジャイアンはおじさんに「こりゃ」と叱られてしまった。ジャイアンが「お、おれ、しらない」と言い張っても、きれいに消すまでゆるさんといわれたので、一生懸命消していた。
しかし、ジャイアンが消せば消すほど落書きが増えていった。ドラえもんから「もう気がすんだろ」と言われたので、のび太も「このへんでやめとくよ」と言っている。
[S0615・A1514・027406]