コチョコチョ手袋[]

[初出誌] 『コチョコチョ手ぶくろ』、「小学二年生」19744月号、6頁、40コマ

[単行本]  『コチョコチョ手袋』、「てんとう虫コミックス ドラえもんプラス第1巻」2005825日 初版第1刷発行、6頁、40コマ

[大全集] 『コチョコチョ手袋』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 62010320日 初版第1刷発行、6頁、40コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 「キャッ、何をするんだよっ」が「きゃっ、なにをするんだよ」に変更[93(4)]

 「ようし、やるぞう」が「ようし、やるぞお」に変更[95(3)]

 「おれの顔が、そんなにおかしいかっ」が「おれの顔がそんなにおかしいか」に変更[96(4)]

 

 [梗概] のび太が豆腐を買って、「ソロリ ソロリ」と歩いて帰ると、スネ夫から豆腐は頭にのせて運ぶものだと言われた。そうすると、ジャイアンとスネ夫がのび太の脇を「コチョ コチョ」くすぐったので、のび太は豆腐の入った鍋を落とし、豆腐をグチャグチャにしてしまった。

 

 その話を聞いて、腹を立てたドラえもんはひみつ道具である『コチョコチョ手ぶくろ』を出してくれた。これをはめて、五メートルぐらい離れて、ジャイアンをくすぐると、「ブヒャ ゲヘヘ ケケケケ」と大笑いした。

 

  そこへ、おかしな顔の怖い不良学生が通りかかり、「おれの顔が、そんなにおかしいか」といちゃもんを付け、ジャイアンを「ドス ボカ」と殴りつけた。

 

 スネ夫はしずちゃんの家でおやつをご馳走になっていた。しずちゃんのママから「お行儀がいいのね」と誉められると、スネ夫はキザに「みんなそういいます」と答えている。

 

  のび太はそれを聞いて、スネ夫を「コチョ コチョ」くすぐると、食べていたものを「プーッ」としずちゃんに吹き出し、七転八倒しながら「ホヘヘヘ ギピギピ」と笑い転げた。さらにくすぐると、スネ夫は笑いすぎておもらしをしてしまった。

 

 のび太が家に帰ると、ママから豆腐の件で叱られたので、手ぶくろで「コチョ コチョ」くすぐると、ママは「ゲラゲラ、しょうのない子、イヒヒヒ」と笑いながら怒ったので、全然怖くありませんでした。

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