バッジを作ろう[★]
[初出誌] 『ふしぎなカメラ』、「小学二年生」1972年5月号、6頁、35コマ
[単行本] 『バッジを作ろう』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第5巻」1974年12月1日 初版第1刷発行、6頁、35コマ
[大全集] 『バッジを作ろう』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 4」2009年12月30日 初版第1刷発行、6頁、35コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『ふしぎなカメラ』が『バッジを作ろう』に変更
「これみんなバッジ?」が「これ、みんなバッジかい?」に変更[65(7)]
「ひとりでに、うつしてくれるんだね」が「ひとりでうつしてくれるんだね」に変更[66(3)]
「おまちどお」が「おまちどう」に変更[66(6)]
「ちょっとかりたのさ」が「ちょっと貸りたのさ」に変更・校正ミス[67(1)]
[梗概] バッジ集めで、スネ夫は63個、ジャイアンは18個、しずちゃんは6個、のび太はたったの1個であった。 スネ夫の提案で、三人で競争をしようということになり、のび太はひとりのけものにされてしまった。
家に帰ってドラえもんに泣いて訴えると、ドラえもんがひみつ道具『バッジ製造カメラ』を出してくれた。このカメラで自動車やヘリを写すと、本物みたいなバッジになった。うれしくなったのび太は怪獣、昆虫、動物の図鑑やまんがヨンデー に出ているものを、「カシャ カシャ」と写し、スネ夫やジャイアンが「ヒャア」と驚くような大量のバッジを作ることができた。
ドラえもんとのび太はみんなの前で、自動シャッターを使って、自分たちのバッジを実際に、「カシャ カシャ」と写して作って見せた。のび太がきみたちのバッジを作ってあげようというと、みんなは着替えるため家に帰っている。
その間に、スネ夫はのび太のカメラを、ネズミの「ピイ」と出るいたずらカメラに取り替えて、ちょっと借りている。自動シャッターを使ってひとりで、自分のかっこいいバッジを作っている時、近くで寝ていた猛犬のしっぽを踏んでしまった。
「ギャン ガワ ワ・ワン」、「ひい。たすけて!」といった状態の時も、カメラは「カシャ カシャ」と写し続けた。ズボンに食いつかれ半分おしりを出しているスネ夫は泣きながら、「そんなかっこうの悪いバッジをつけないでくれ」と叫んでいる。
[S0414・A0511・027205]