どこでも大砲[★]
[初出誌] 『どこでも大ほう』、「小学二年生」1972年4月号、6頁、35コマ
[単行本] 『どこでも大砲』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第6巻」1975年1月1日 初版第1刷発行、6頁、35コマ
[大全集] 『どこでも大砲』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 4」2009年12月30日 初版第1刷発行、6頁、35コマ
【初出誌vs.大全集】
「おとうさんののるき車は、どこにいるかな」が「おとうさんの乗る列車は、どこにいるかな」に変更[57(2)]
[梗概] のび太のパパは新幹線で大切な用事に出かけるとき、「ドタ バタ」しながら間に合わないといって大騒ぎしていた。それを見て、ドラえもんはひみつ道具『どこでも大ほう』を使って、「ドカン」と発射し、パパが「ハレ~ ブーン ドスン」と新幹線に乗ることを成功させている。
ひみつ道具のモニターに写るところへはどこでも行けるので、のび太は友だちの遊んでいるところへ「ドカン」と撃ってもらっている。間もなくすると、ドラえもんが「ゴロ ゴロ」と「どこでも大砲」を引きながらやってきた。ドラえもんがどこへでも運んだやるというと、しずちゃんは会社のパパへ弁当を、ジャイアンはゴミを、スネ夫一家はお花見に行きたいとリクエストした。
そこへ、突如、銀行ギャングが割りこんで来て、ピストルで外国へ行きたいと脅しだした。ドラえもんがこの大砲は外国まで届かないと話すと、「じゃ、外国へ行く船に乗せろ」と強要した。
ピストルで脅されながら、モニターで船を探すと、ギャングのリクエストした船が画面に現れた。ドラえもんが「ドカン」と発射すると、ギャングは空を飛びながら、「これでおれさまは、安全ににげられる」と思った。しかし、港につかないで、「ガチャン」と窓を割って、おまわりさんの「つくったばかりの、船のプラモデルの上に」落下してしまった。
[S0413・A0609・027204]