貸し切り電話[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『貸し切り電話』を使うと、「物でも人でも、なんでも十円でかしてもらえる」ようになる。

 

【使用目的】 ドラえもんとのび太が家に帰ると、パパが「飛行機に乗りおくれた。会社のしごとで九州へいかなくちゃいけなかった」と言いながら、大騒ぎしていた。それを見て、ドラえもんは「貸し切り電話」を出している。

 

【使用結果】 「かしきり電話」でジャイアンリサイタルの会場をさがすことになった。山田さんのうちはせまいし、川口さんのうちは赤ちゃんがいるし、しずちゃんのうちはかわいそうということになり、結局、家の広いスネ夫のうちにすることに決めた。

 

  「もしもし、骨川さん? おたくをリサイタルの会場にかりたいんですが」と電話すると、ママが「どうぞどうぞ」とふたりを出迎えた。スネ夫が「ジャイアンの歌をきいたことないからだ」、「ひきうけたからには、やってもらうざます!!」、「あのひどい歌がしみついたら、二度とこの家に住めなくなるよ~」と泣き喚くので、ママから十円を借りて取り消すことにした。

 

 「ボエ~」と練習している声が聞こえ、「あと三十分!! それまでにみつけてこなければ、雨にぬれた空き地にすわらせるぞ」と命令された。最後の手段としてジャイアンの家に電話をし、かあちゃんから会場の許可をもらった。会場が決まったけれども、スネ夫は腹痛、はる夫はゆびにトゲ、しずちゃんは風気味といずれも不参加となった。

 

ドラえもんは強いプロレスラーの味方をつれ、「みんなつごうが悪くなってこられないというんだがね。文句あるかね」、「あ、あ。ありません」となった。ジャイアンは「客がいないんじゃ、リサイタルは中止だ」というと、かあちゃんは「そうはいかないよ、会場をかしたんだから」となり、ジャイアンは木の箱の上に立って、「ボエ~」と歌い出した。かあちゃんとジャイ子は両手で耳を押さえ、「オエ~」とうめき声を上げることになった。

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火事や交通事故を見る機械

 のび太は「火事や交通事故を見る機械」を、出して欲しいとドラえもんに頼んだ。のび太ひとり面白い事件見ていないという理由であったので、ドラえもんは「おもしろい事件とはなんだ!!」と怒鳴りつけている。これはひみつ道具ではない。

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歌手になれる機械

 『友情カプセル』の力を借りて、スネ夫は「歌手になれる機械」をドラえもんから出してもらおうとしている。これはひみつ道具ではない。

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