影ぶんちんと影実体化液[★★]

【道具解説】 ある物や人の影にひみつ道具である『影ぶんちん』(088)を置き、その影にもう一つのひみつ道具である『影実体化液』(088)を振りかけると、真っ黒ではあるが、本物そっくりの物や人になる。影法師のため壁などを突き抜けたりすることができる。

 

【使用目的】 スネ夫が土管のある広場でクラシックプレーンを飛ばしているシーンを、ドラえもんは家から望遠鏡で観察していた。案の定、のび太が家に帰るとそのプレーンをリクエストするので、ドラえもんはあらかじめ「影ぶんちんと影実体化液」を取り出して準備していた。

 

【使用結果】 のび太が「影ぶんちんと影実体化液」で作ったラジコン飛行機を操縦しても、フラフラと危なげな飛び方しかできなかった。しかし、木にぶつかりそうになっても、影法師だから木に衝突しないで、突き抜けることができた。

 

ジャイアンがスネ夫から借りて操縦していると、同じ型の飛行機を執拗に追い掛けてきた。あまりにもしつこいので、のび太が黒い飛行機に家の壁を突き抜けさせると、ジャイアン操縦するラジコン機は家の窓に激突してしまった。のび太はいつものようにひどいことをする奴だと思っていると、スネ夫が号泣しながら来たので、スネ夫の影法師を作って、その影に無事飛行機を回収させることに成功した。

 

 スネ夫はこの道具を使って、ジャイアンの影法師を作り、バットで「ボカボカ」殴りつけた。影法師が逃げ出したので、追い掛けたが姿を見失ってしまった。本物のジャイアンは頭がガンガンして、よろめいてドブに「ドッブーン」と落ちてしまった。そこへバットを持って追い掛けてきたスネ夫が「ウ~」とうなる影法師のようなジャイアンに殴りかかろうとすると、バットを奪われ、逆に追われる立場になってしまった。

[S16606M075198048901088/088]