ネンドロン[★★]

[初出誌] 『ネンドロン』、「小学二年生」19711月号、9頁、59コマ

[単行本]  『ネンドロン』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第5巻」2005425日 初版第1刷発行、9頁、59コマ

[大全集] 『ネンドロン』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 22009830日 初版第1刷発行、9頁、59コマ

 

【初出誌vs.大全集】

 「この間、のび太がてつみたいになったろう。おれ、あのひみつ知ってんだ」が「このあいだ、のび太が鉄みたいになったろ。おれ、あの秘密知ってんだ」に変更[120(1)]

 「おおい、まだかい」が「お~い、まだかい」に変更[120(8)]

 

 [梗概] スネ夫に鉄の棒を曲げる秘密を知られてしまったが、のび太は再度、その錠剤をドラえもんに出してもらおうと思った。その錠剤はもう「ない」と言われ、別の『ネンドロン」を代わりに出してもらった。

 

 ネンドロンを振りかけると、何でも粘土のように柔らかくなった。門柱にかけると「グニャラ」と曲がり、イヌにかけると、ブタのように変えることもできた。スネ夫にこのネンドロンを盗まれると、スネ夫は車、ヤカン、ナツメロのレコード、アイロン、ほうき、テレビなどにかけまくり、すべてを「グニャ グニャ」にしてしまった。

 

 スネ夫のママが顔を美しくするために、ネンドロンをかけたが、かけすぎてしまった。顔を美しくなるようにといろいろいじっていると、お化けのような顔になってしまった。怒ったママがスネ夫にネンドロンの入った瓶を投げつけると割れて、床が泥沼のようになり、二人は溺れそうになってしまった。

[S0213D0505027101]