お化けたん知機[★★]
[初出誌] 『よわいおばけ』、「小学二年生」1970年6月号、9頁、50コマ
[単行本] 『お化けたん知機』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第5巻」2005年4月25日 初版第1刷発行、9頁、50コマ
[大全集] 『お化けたん知機』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 2」2009年8月30日 初版第1刷発行、9頁、50コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『よわいおばけ』が『お化けたん知機』に変更
「今だってこわいさ」が「今だってこわいよ」に変更[60(6)]
[梗概] スネ夫の弟がびっくり箱に誰も驚いてくれないと、スネ夫に訴えていた。スネ夫の弟は兄に紹介されたのび太にびっくり箱を見せて、驚かすことに成功した。
この話を聞いて、ドラえもんはお化けを連れてきて、仕返しすると言い放った。『お化け探知機』で昔の井戸に住んでいるお化けを見つけ出した。お化けたちによれば、今の人間は全然怖がらないので、出たくないと言い出した。ドラえもんから、一目見ただけでぞーっとしたと言われたので、お化けたちはスネ夫の家に行くことを決心した。
最初、ガイコツのお化けが家に入ると、スネ夫の飼い犬に骨を奪われ、その上、スネ夫のママらか、「おいしいスープがとれるざます」と言われてしまった。次に、ノッペラボウのお化けが出ると、スネ夫から「へのへのもへ」と顔に落書きをされた。
最後にお岩さんが登場したが、人ダマをつけるのを忘れたので、廊下で火打ち石を使って点火しようとすると、スネ夫の弟から火遊びをしていると非難された。お岩さんは飛行機になって弟を背に乗せ、ぶんぶん飛ぶことを強制されてしまった。
お化けたちからひとりぐらい脅かさないと帰れないと言うので、ドラえもんはのび太に本当に驚いて、絶叫してもらっている。
[S0206・D0502・027006]