怪談ランプ[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『怪談ランプ』の炎を出して、怪談の話をすると、その話の通りの出来事が実際に起きる。
【使用目的】 今夜ジャイアンの家で怪談の会があるので、のび太はドラえもんに「怪談ランプ」を出してもらっている。
【使用結果】 最後にのび太が「怪談ランプ」を取り出して、おさらをわってころされて井戸へ…とジャイアンの話をそっくりまねると、部屋の外で「ガチャン」とおさらのわれる音がした。さらに、あんどんの火が「スウ」と語りかけると、部屋のロウソクも「スウ」と消えてしまった。
のび太がうらめしそうな声で、一まあい、…、二まあいと数えると、部屋の外でもなぜか「一ま~い二ま~い」と不気味な声が聞こえてきた。真相は、ジャイアンの家に入った泥棒が台所でつまずいて皿を割り、奪ったお金を数えていたのであった。
のび太が続けて,「ろうかをやってくる足音がピタピタ…」と語ると、ろうかで足音がピタピタとし、「しょうじがスーッとあいて、でばぼうちょうが…」と語ると、ほっかぶりをした泥棒が実際、障子を開けてニュッと現れたので、みんなは抱き合ってギャッと絶叫した。
泥棒も「びっくりした。びっくりした」と喚きながら、外に飛び出した。ジャイアンを始めみんなが「まいった。まいった。おそれいった」と降参したので、のび太が優勝することになった。
のび太は意気揚々として家に帰って、ドラえもんに優勝したことを知らせたとき、「どうせなら、ノッペラボーなんかも出したかった」と付け加えた。しかし、まだ怪談ランプを出したままであったので、顔にパックして現れたママを見て、ドラえもんものび太も「そら、ノッペラボーだ!!」と叫んで、ビックリ仰天している。
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