ガールフレンドロボット・ロボ子(トモダチロボット)[★★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『ガールフレンドロボット・ロボ子(トモダチロボット)』は、ドラえもんが未来の世界から連れてきたとても魅力的なガールフレンドである。

 

【使用目的】 のび太が女の子に拍手されるなんてめったにない上、ピーナツを空中に放り投げて口でキャッチする特技でもさんざんな結果に終わってしまった。不憫に思ったドラえもんは「ガールフレンドロボット・ロボ子(友達ロボット)」をのび太に紹介している。

 

【使用結果】 ドラえもんが未来の世界から連れてきた「ガールフレンドロボット・ロボ子(友達ロボット)」が紹介されると、のび太はあまりにもステキな女の子であったので、顔は真っ赤になり、心臓は「ドキーン ドキーン」と高まり、しどろもどろになってしまった。ほんとに友だちになってくれるか、心配になったので、ドラえもんに尋ねると、「きみだけを好きになるように調節してある」との返事であった。


 ロボ子が「二コッ」と笑うので、のび太は「モジ モジ」しながら、「ほんとに、ぼくの友だちになってくれる}と尋ねると、「もちろんですわ」と答えてくれた。そして、得意なピーナッツ放り投げ食いを披露すると、ロボ子は「キャ~ ワー ワー」と騒ぎ、「あざやか!!」と叫んで、その上、テープと紙吹雪で大歓迎してくれた。のどがかわいたと呟くと、ポリ製の大きなタライに水を一杯持ってきてくれた。おかしなところがあったが、のび太にはとてもうれしかった。

 

 ロボ子がのび太の宿題ノートを見ると、「まあ」と一度は驚いたが、すぐに、「すてき!! こういう個性的などくそう的なまちがいは、だれにもやれるもんじゃないわ」と誉められ、その上、「先生むきの答えをかいておきましょうね」と直してもくれた。


 ママがお使いをのび太に頼むと、ロボ子は「まあっおかわいそう!!」と言いながら、ママから買い物カゴを奪って、外に飛び出した。のび太が追い掛けて、「悪いよそんなきみになにもかもやらせちゃ」と話すと、「なんとやさしいかた」と言いながら路上で、ほっぺにチュウをしてくれた。


 広場の土管の上で、ロボ子から「わたし以外の人好きになっちゃいやよ」と言われたので、のび太は「なるもんか、ぜったいに!! 約束するよ」と右手を高く掲げて宣言している。その後で、ロボ子に「ギュ」と握手されると、のび太の左手がはれるほどの「すげえ力」であった。


 仲のいい二人を目にしたジャイアンとスネ夫がのび太に石を投げつけると、ロボ子は二人を「グイ」とつかみ、「のび太さんにいじわるすると、わたしが許しません!!」と絶叫しながら、空中高く持ち上げて「ズシン」と大地に叩きつけている。のび太が「きみ、強いんだなあ」と称賛すると、ロボ子は「百万馬力」の力があるのよと言うので、のび太は大いにビビってしまった。

 

 しばらくすると、路上で、しずちゃんが「さっきはごめんなさい。、ゆるしてくだする?」と言いながら、のび太の手をつかんだ。すると、ロボ子から、嫉妬の火花が「バチッ バチ バチ」と散ったので、のび太はしずちゃんから急いで離れている。さらに、仲良しのポチの頭をなで、ママから「どこで道草をくってたの!!」と叱られると、ロボ子が凄い形相で攻撃しようとするので、のび太は必死に押さえようとしている。


 家に帰って、のび太はドラえもんに「もっとおとなしいロボットはない」と頼むと、「いいロボットはかりちんが高いんだよ」と言われてしまった。

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