うらないカードボックス[★★]
[初出誌] 『うらないカードボックス』、「小学一年生」1986年2月号、7頁、45コマ
[単行本] 『うらないカードボックス』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第2巻」1999年12月1日 初版第1刷発行、7頁、45コマ
[大全集] 『うらないカードボックス』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 16」2011年11月30日 初版第1刷発行、7頁、45コマ
【初出誌vs.大全集】
「わあい、すぐいこう」が「ワーイ、すぐ行こう」に変更[469(4)]
[梗概] のび太はスネ夫に魚釣りに連れて行ってもらうことになった。喜んで帰る途中、しずちゃんから、一人で留守番をするため遊びに来ないかと誘われた。二人と約束してしまったので、ドラえもんに相談すると、ドラえもんは『パーマン』も使っているひみつ道具である『コピーロボット』を出してくれた。
二人ののび太ができあがると、釣りか遊びかで迷ってしまった。ドラえもんはひみつ道具である『うらないカードボックス』を出して、釣りに行った場合と、しずちゃんの所へいった場合を占ってくれた。三枚のカードを、釣りの場合、のび太は「魚がどんどんつれてよろこんで、夜になるまでむちゅうでつるんだ」と解釈した。
しずちゃんの場合、三枚のカードを「とちゅうでジャイアンに野球にさそわれて、エラーをしてなぐられて大きなこぶができるんだ」と解釈した。その結果、のび太本人は釣りに行くことを決めた。
コピーののび太がしずちゃんの所へ行く途中、ジャイアンに会った。ジャイアンはスネ夫の釣りの方へ行ってしまった。しずちゃんの家では、ファミコンのベースボールを楽しみ、終わってからふかしたてのまんじゅうをご馳走になった。
釣りに行った本物ののび太はちっともつれず、つまんなかった。途中から加わったジャイアンがでっかい魚を釣ったが、魚の針をはずす時に逃げて、一緒に水の中へ「ドボ」と落ちてしまった。それを見て大笑いしたのび太はジャイアンにこっぴどく殴られ、しばらくの間、目の回りに星がちらついた。
[S1657・D0212・018602]