いねむりシール[★★]
[初出誌] 『いねむりシール』、「小学一年生」1985年4月号、7頁、49コマ
[単行本] 『いねむりシール』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第2巻」1999年12月1日 初版第1刷発行、7頁、49コマ
[大全集] 『いねむりシール』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 16」2011年11月30日 初版第1刷発行、7頁、49コマ
【初出誌vs.大全集】
「そんなとき、このシールによていをいいつけて、目にはるとねむりながらはたらけるの」が「そんなときこのシールに予定をふきこんで目にはると、ねむりながらはたらけるの」に変更[400(8)]
「なまけるためのどうぐじゃない」が「なまけるための道具じゃないっ」に変更[401(2)]
「やりすぎだ!」が「やりすぎだっ」に変更[401(6)]
[梗概] のび太は今日も、教室で居眠りして、廊下に立たされた。家に帰ると、ドラえもんがひみつ道具である『いねむりシール』を貼って、道具の手入れをしていた。「このシールに予定をいいつけて、目にはるとねむりながらはたらける」という優れものである。
このひみつ道具こそ、のび太が長年求めていたものであった。このシールに今日の予定-勉強、お使い、おやつ、しずちゃんの家に遊びに行く-をいいつけて、目に貼った。眠りながら宿題をしても、結果はのび太の実力を反映してめちゃくちゃだった。
ママからおねぎとにんじんとキャベツのお使いを頼まれたけれども、ドラえもんの手助けで、何とか終えることができた。帰り道、ジャイアンにぶつかり、ドラえもんがのび太は眠っているんだと説明しても、理解してもらえなかった。ドラえもんはジャイアンから、「ねむりながら歩けるか」と怒鳴られ、さらに、「ギュー」と首も絞められる始末であった。
おやつの時に、のび太は眠りながらドラえもんの分であるどら焼きも食べてしまった。雨の中、しずちゃんの家へ行く途中、工事中の穴に落ち、はい上がって「グウグウ」眠りながら、びっしょり濡れてしずちゃんの家に着いた。しずちゃんからは「キャッ、おばけ」と恐れられた。
[S1647・D0211・018504]