重さすいこみじゅう[★★]
[初出誌] 『おもさすいこみじゅう』、「小学一年生」1984年6月号、7頁、43コマ
[単行本] 『重さすいこみじゅう』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第2巻」1999年12月1日 初版第1刷発行、7頁、43コマ
[大全集] 『重さすいこみじゅう』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 16」2011年11月30日 初版第1刷発行、7頁、43コマ
【初出誌vs.大全集】
「ヒー、おもたいっ」が「ヒ~、重たいっ」に変更[30(6)]
[梗概] のび太はゴムひも跳びも跳べず、重いブロックも持ち上げることができず、しずちゃんやジャイアンやスネ夫にバカにされたと思った。家では、ママやドラえもんがいらない物の整理をしていた。のび太はそれほど重くない物でも、「ふらふら よたよた」運んでいたので、ドラえもんにも「だらしないな」と言われてしまった。
のび太が「ドラえもんまでぼくをばかにする~」と泣き叫んだので、ドラえもんはひみつ道具である『重さすいこみじゅう』を出して、運んでいる物を軽くして、ゴミ回収所まで簡単に運ばせた。ジャイアンたちにばかにされたので、この銃でジャイアンの座っている土管の重さを吸い取った。
そして、のび太がこの土管を持ち上げると、ジャイアンは土管から「ドサ」と落ち、スネ夫は「ワアアーツ」と驚愕の声を発した。銃で重さを戻すと、ジャイアンもスネ夫もこの土管を全く持ち上げることができなかった。
ドラえもんがのび太やしずちゃんの重さを吸い取ると、風船のより軽くなり、空中を風の吹くまま、ふわりふわりと漂うことができた。帰る時刻になったので、少し重くなって下りてみると、三人とも海の上にいた。のび太は「海の上を歩いて帰るのは、くたびれるね」といった率直な感想を漏らしている。
[S1603・D0209・018406]