大げさカメラ[★★]
[初出誌] 『大げさカメラ』、「小学一年生」1984年5月号、7頁、45コマ
[単行本] 『大げさカメラ』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第3巻」2000年4月3日 初版第1刷発行、7頁、45コマ
[大全集] 『大げさカメラ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 16」2011年11月30日 初版第1刷発行、7頁、45コマ
【初出誌vs.大全集】
「もっといろいろうつして」が「もっといろいろ写そう」に変更[24(8)]
「はあい、かっこよくはしって」が「はーい、かっこよく走って」に変更[26(6)]
「それでだましたのかっ」が「それでだましたのか」に変更[26(8)]
「のび太でてこうい」が「のび太出てこーい」に変更[27(2)]
「助けて」が「助けてっ」に変更[27(3)]
「しょうがないな」が「しょうがない」に変更[27(4)]
「きみたちがぶっつけたいしでこんな大けがをしたんだぞ。あやまれ」が「きみたちがぶっつけた石で、そんな大けがをしたんだぞ。あやまれ」に変更[27(5)]
[梗概] ジャイアンはスネ夫に写真を撮らせて、かっこいい写真のアルバムを作っていた。つまり、そのアルバムは高い木から飛び降りたり、塀の上を歩いたり、かめ乃湯の高い煙突に登ったり、重い石を挙げたり、大きな魚を釣ったりした写真で構成されていた。のび太がくだらないとか、ぼくにも簡単にできるとか、反論したので、ジャイアンが激怒してしまった。
ドラえもんは何でも大げさに写る『大げさカメラ』で対応している。大げさカメラは机から飛び降りても、高いところから飛び降りたように写り、小さな木に登っても、大きな木のてっぺんに登ったように写るという優れものである。しずちゃんに種明かしをし、子どものおもちゃの自動車に乗ると、まるでスポーツカーに乗っているように写った。だまされたことを知ったジャイアンらは石を投げてのび太を追い掛けてきた。
石に当たって小さなこぶを作ったのび太がこのカメラで撮影されると、ジャイアンやスネ夫がびっくりするほど、三角巾で骨折した腕をつり、満身創痍の写真に変身していた。
[S1602・D0316・018405]