ミニテレビ局[★★]

[初出誌] 『ミニテレビきょく』、「小学一年生」19841月号、7頁、45コマ

[単行本]  『ミニテレビ局』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第3巻」200043日 初版第1刷発行、7頁、45コマ

[大全集] 『ミニテレビ局』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 152011927日 初版第1刷発行、7頁、45コマ

 

【初出誌vs.大全集】

「いつもいじめられてるから」が「いつもいじめられてるからだ」に変更[510(8)]

「じまんして、うらやましがらせて」が「じまんしてうらやましがられて」に変更[512(6)]

「ようし」が「よおし」に変更[512(7)]

 

 [梗概] のび太は、テレビのチャンネルが12もあるのに、使われていないチャンネルが多いのはもったいないと、ドラえもんに訴えている。ドラえもんも納得し、『ミニテレビ局』を取り出した。虫めがねで見なければならないほど小さなテレビ局をイヌ、野良猫のクロ、スズメの頭にセットすると、動物の行く場所を使われていないチャンネルで見ることができた。

 

 イヌのチャンネルを見ると、イヌはポリバケツのゴミを出していた。スズメのチャンネルを見ると、野比家の屋根にはのび太の洗濯物(Tシャツ)が飛んでいた。野良猫のクロのチャンネルには、しずちゃんとスネ夫が映っており、スネ夫はパパと『ヌーパーマン』の映画を指定券で見に行くといって、しずちゃんをうらやましがらせていた。

 

 のび太はスネ夫の頭にこのテレビ局をセットし、しずちゃんと一緒に「ヌーパーマン」をテレビに見ることにした。見終わって、スネ夫に会ったので、のび太が「あそこがすごかったね。わるものの乗ってる車を…」、しずちゃんも「そうそう、まるめてほうりなげちゃうの」と映画の話をすると、スネ夫は「どうして知ってるの?」とただ驚くばかりであった。

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