としの泉ロープ[★★]

[初出誌] 『としのいずみロープ』、「小学一年生」198312月号、7頁、53コマ

[単行本]  『としの泉ロープ』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第1巻」199993日 初版第1刷発行、7頁、53コマ

[大全集] 『としの泉ロープ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 152011927日 初版第1刷発行、7頁、53コマ

 

【初出誌vs.大全集】

「ほんと」が「ほんとう」に変更[502(4)]

「コップ一ぱい一年わかくなる」が「コップ一杯で一年若くなる」に変更[502(10)]

「そんならいいや」が「それならいいや」に変更[502(10)]

「だからたばこすってもいいんだよね」が「だからたばこすってもいいんだよ」に変更[505(6)]

「おうい」が「おおい」に変更[506(1)]

 

 [梗概] のび太はママから「おへやかたづけなさい。お勉強しなさい。おつかいにいきなさい」と叱られたので、早く自分も大人になって口答えしたいと思った。ドラえもんに相談すると、ひみつ道具である『としの泉ロープ』を出してくれた。この泉から出た赤い水を何杯も飲むと、のび太はパパよりも背が高くなった。ママも先生ものび太を大人と見なし、スネ夫をいじめているジャイアンも「弱い者いじめをしちゃいかん」とのび太に説教された。

 

 しずちゃんに赤い水を飲んでもらうと、急に大きくなり、しずちゃんから「みっともないからいやっ」と非難されたので、青い水を飲んで元に戻ってもらった。

 

 家では、ママが勉強もお使いもしないのび太に腹を立てていた。鏡の前で、ママが「小じわが出てるわ。しらがも…。もう一度若くなりたい」とつぶやくのを聞いて、ドラえもんは青い水を差し出した。この水を飲むと、ママのしわもしらがも瞬時に消え、同時に、ママの機嫌もアッという間に良くなった。

[S1562D0115018312]