あげられたこ[]

[初出誌] 『あげられたこ』、「小学一年生」19832月号、7頁、40コマ

[単行本]  『あげられたこ』、「てんとう虫コミックススペシャル ドラえもんカラー作品集第2巻」1999121日 初版第1刷発行、7頁、40コマ

[大全集] 『あげられたこ』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 152011927日 初版第1刷発行、7頁、40コマ

 

【初出誌vs.大全集】

「ああああ、ぼくをひきずるな」が「あーあー、ぼくをひきずるな」に変更[79(3)]

「やめろ、へたくそ」が「やめろっ、へたくそ」に変更[81(7)]

「うんとたかく」が「うーんと高く」に変更[83(1)]

「ああ、からんじゃった」が「あーあ、からんじゃった」に変更[83(6)]

 

「ジャイアンがわるいんだい」が「ジャイアンが悪いんだ」に変更[83(7)]

「へえ、あげられたこ」が「へえー、「あげられたこ」」に変更[84(2)]

「ようし、みんなのぶんも出してあげよう」が「よーし、みんなのぶんも出してあげよう」に変更[84(3)]

 

 [梗概] のび太がパパに作ってもらった凧を広場で揚げようとしても、「ズルズル ガタガタ ザザザ」と地面の上ばかり引きずってうまくいかなかった。一方、ジャイアンやスネ夫は凧をとても楽しんで揚げていた。

 

 家に帰って、屋内でひみつ道具である『ミニだこ』を使ってこっそり練習することになった。ドラえもんは扇風機の風をうまく利用して、凧揚げのイロハを伝授してくれた。しかし、のび太が始めると、「ドタドタ バサバサ」と畳の上を引きずり、挙げ句の果てには、凧の糸でドラえもんをがんじがらめに絡めてしてしまった。

 

 ドラえもんは最後の手段として、もうひとつのひみつ道具である『あげられたこ』を取り出した。凧を地面の上に置いて、のび太が凧の上にかがむと、「すう」と上昇し、糸を伸ばせばどこまでも揚がることができる。これぞ凧揚げではなく、「凧揚げられ」である。

 

 広場で「凧揚げられ」を楽しんでいると、しずちゃん、ジャイアン、スネ夫もとても関心を持ったので、ドラえもんは全員にワンセット提供した。空中で楽しんでいると、ジャイアンとスネオの糸が絡んで、空中でもけんかを始め出した。

[S1511D0217018302]