おもかるとう[★★]
【道具解説】 ひみつ道具の『おもかるとう』を人に「ピカ」と当てると、その人の体重を重くしたり、軽くしたりすることができる。物でも同じ現象が起きる。
【使用目的】 ジャイアンとスネ夫はお互いに尻をぶつけ合って、どちらが倒れるか競争していた。スネ夫が「ドン」とぶつかると、「ペタ」と倒されてしまった。今度はのび太と指名されたが、青い顔をしてためらっていると、「やらないってのか!?」と脅され、「ドン」とぶつかると、溝まで吹っ飛ばされ、紙くずみたいに軽いやつだと笑われてしまった。
もっと重くなりたいと思いながら帰宅すると、イライラしたママからごはんを食べなさいと怒鳴られてしまった。ドラえもんから、肥りすぎを気にしてごはんを食べていないからだと、と教えられた。そのため、ドラえもんはひみつ道具『おもかるとう』を出している。
【使用結果】 「おもかるとう」で二キロほど軽くして、体重を測っているママを「ピカ」と照らすと、「あらっニキロへってる!!」と感動し、ルンルン気分になっている。パパが読んでいる新聞を照らすと、ダイヤルを重くしてあるので、「ヨロ ヨロ」とよろめいて、「ズシン」とぶっつぶれている。
外に出ると、しずちゃんがカナリヤが逃げたと大騒ぎしていたので、「ピカ」と照らすと重くセットしていたので、木が倒れ、カナリヤも道路上でバタバタし、」かごに入れてから軽くしている。
のび太は自ら「ピカ」と照らして、重くなり、再度、ドカンのある広場で、ジャイアンと対決すると、結果が逆になり、ジャイアンは「こ、こんなばかな…」とくやしがっていた。スネ夫からのび太が「おもかるとう」でズルしていたと知らされると、ジャイアンは奪った「おもかるとう」と当て、「おれも重くなって、おまえをおしつぶしてやる」と豪語しながら、長時間使用した。
すると、ジャイアンは顔を真っ赤にして、「ズブ ズブ ズブ」の音とともに、「わあめりこむ、助けてくれ江!!」と絶叫することになった。
[S13112・A26085・028106:335]